出版社内容情報
【内容紹介】
島耕作はフィリピンへ出向となった。社長夫人・大泉笙子の怒りをかったための、突然の異動であった。現地法人に雇われる形となった島に、ローラという有能な秘書がついた。前任者の放蕩ぶりに、日本人に対して不信感を抱いていたローラだが、島の誠実さを見て、少しずつ心を開いてゆく。しかし、同僚が気をまわして島の部屋へ呼んだ女性と、バッタリ出会ってしまう。すっかりよそよそしくなったローラに、島は上司として真摯(しんし)な態度で、彼女の心をつかもうと奮闘する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょん・すみす
0
僕は潔い女性が好きです。この物語に登場する女性は、押し並べて潔い女性ばかり―。こうあって欲しいという男(作者)の身勝手な願望の表れでしょうか。修羅場でお互いに傷つけあうような血みどろの別れより、あっけないぐらいスパッと別れた時の方が、その人の人生の中で、より印象深いものになると思います。そういう意味では、島耕作は、思い出に残る女性を多く持っている果報者です。2014/10/29
issy
0
フィリピン赴任。また現地の優秀な部下とイイ感じになりそうな予感。それはそうと島課長はブリーフ派らしい(時代的にはそれが普通か)。2011/04/10