出版社内容情報
【内容紹介】
ビンボー生活の基本は、1に体力、2に気力、そして何より想像力！扇風機の壊れたビンボーアパートの真夏は、大家の庭の草むしりと水まきを手伝って、冷たいスイカと縁側でのお昼寝を手に入れる。資本の身体も、馴染みの医者の大掃除を手伝う代わりにタダで診療してもらう……。お金をかけずに健康・快適生活を手に入れるには、知恵と体力をフル稼動しなくちゃね。主人公コースケの、明るく楽しいビンボー生活マニュアル！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
22
やっぱりこの漫画はのんびりできて良い(^-^)。カバー折り返し部分の著者のコメントに「誰にも知られず５分間だけ無為に生きたい人にこの漫画を。」とあるが、本当に主人公コースケに時間を分けてもらっている気分だ。古さや不便を厭わないだけで、なんだか豊かになれる気がする。コースケみたいに見栄も張らずに生きる事は難しいだろうなぁ。貧乏だからと言って、格差だ貧困だとつまらない事を言わないこの漫画の住人達が好きだ。巻末に著者による登場人物達のその後が綴られている。著者がこの自作を愛しているのがわかる。良い。2014/07/12
セウテス
20
最終巻に感想をまとめます。2015/04/06
アイアイ
4
インコに猫、可愛い来客も癒しの巻でした。しかし１０時間粘れるカフェ・・じゃなくショットバーって凄いなぁ。全財産２千円で飲食、ビンボーの中で干し柿を手作りしたり、昭和が残る空気がすごく良い・・現代だとプー太郎って悲劇的だけど、平成の初期ってこんなにゆったりとした時が流れてだんだな～とギャップに驚く。図書館2014/06/15
majiro
4
玄米パン！完全に忘れてたけど、完全に思い出した。なんかメーカー品だったかもしれないけど、小さい頃、家でふかして食べる玄米パンを、よく食べてた時期があった。玄米パンの味を「素朴」と評することに異論のある人はたぶんいないだろう。あの色合いとともに、実に思い出深い食べ物だ。なんかしよう、買うか作るかなんかしよう。2014/06/15
ふくみみ
2
桜咲く春から初雪が降った冬のはじまりまで。コースケがさらに透明感を増していて、地味だけど癒やされる話が多い。土用にヘソクリでうな丼をご馳走になる話、オールナイト慣れした常連が枕もって集まる話(かかってるのが幕末太陽傳あたりの傑作なのも嬉しい)、サンマを猫とわけっこする話などが好き。この巻ラストのごろごろ寝て外の音を聞いて一日過ごしていたら音のない雪の世界になっていた、という話は主人公は何もしてないんだけど成り立ってるのがすごいなぁと思います。2011/08/09
