出版社内容情報
【内容紹介】
大都会のド真ん中、男ひとりで生きるには、ビンボー生活当たり前！！でも、ちょっと頭を働かせれば、ビンボーだってこんなに楽しく暮らせます。要は気持ちの持ち様なのだ。充実したビンボー生活（？）を送る主人公コースケと理解ある彼女、そして彼らをとりまくご近所さん達の、心温まる、しかも役立つビンボー生活マニュアル！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
41
初めてこの作品と出会ってから、三十年近く経って仕舞いましたが、いったい何回読んだだろうか。ワイドKCを購入してからこの文庫まで、七冊目の本になりました。ビンボーを楽しむということを、教わった作品でした。敢えてビンボーになる必用は無いでしょうが、苦しい時に落ち込むだけでなく、ほのぼのと過ごす事によって人生は幾らでも明るくできる、そんな勇気と知恵をもらえます。中でもビンボーながら、季節感を感じながら生きる姿に、人はこうでなくっちゃとしみじみしてしまいます。何故か共感を覚える、名作ですよ名作。2015/02/06
S.Mori
9
この漫画も私が好きなシリーズです。お金のない主人公がいろいろな工夫をしながら、東京でのんびり暮らしていく話です。ちょっとのどかすぎる気もしますが、貧乏な生活の中にある詩情をうまく掬い上げているところは好きです。例えば14話で路地を通り抜けて、主人公が煙草を買いに行く時にいわし雲を見つける場面は、何度読んでも惹きつけられます。2019/06/23
Gamemaker_K
9
大学の頃、これくらいもののない４畳半で生活していたら、「顔も生活も性格もお前にそっくり」と友達が見せてくれたのがこのマンガだった。先日懐かしくなって文庫の束を古本屋で購入して一気読みした。オリジナルの単行本も持っていたのだが、その頃付き合っていた彼女と、この主人公の彼女もなんとなく似ていたりするので、一回捨ててしまった。でもやっぱりまた買いなおしてしまうんだなあ。2012/10/09
fseigojp
8
この本で、川崎長太郎とかヘミングウェイの海流の中の島々を知りました ハイブローなマンガでした2015/07/23
baboocon1982
6
東京蚤の市で購入。ビンボーでも工夫をして楽しく過ごせる主人公の生き方って素敵だと思う。2015/05/17
