講談社選書メチエ<br> 本草学者平賀源内

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講談社選書メチエ
本草学者平賀源内

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062584074
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

内容説明

「我よりおとなしく人物臭き面な奴に、却て山師ハいくらも有」―。江戸中期の大人気学者平賀源内はその華やかな活躍とは裏腹に、自らを「貧家銭内」と嘆きながら、罪人となり生涯を終えた。エレキテルや火浣布の製作、『物類品隲』執筆など本草学への熱い思いを体現しながら、「山師」と誹られた源内。誰もが知っていそうで実は知られることの少なかった、学者としての実像に迫り、再評価を試みる。

目次

第1章 本草学とは何か(本草学のはじまり;江戸初期~中期の本草学;吉宗の奨励政策)
第2章 本草学者源内の誕生(江戸へ;高松藩への再雇用;「芒消」製作;田村一門のかかわり)
第3章 『物類品隲』出版(東都薬品会の開催;「この書が人民の益となることを望む」;珍奇な記載物(1)水、土、石の部
珍奇な記載物(2)草、虫、鱗の部
人参と砂糖)
第4章 火浣布の製作(火浣布の歴史;材料は何か;織り出し成功;前野良沢の火浣布;受け継がれた源内の製法)
第5章 本草学への思い(資金調達のための文筆業;「阿蘭陀翻訳御用」による長崎行き;源内焼と綿羊の飼育;山師源内;「功ならず、名斗遂て年暮ぬ」;さらば非常の人)

著者等紹介

土井康弘[ドイヤスヒロ]
1966年富山県生まれ。東京学芸大学大学院理科教育専攻(化学第一分野)修士課程修了。法政大学大学院日本史学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専門は日本史、科学技術史。第二回野間科学史医学史研究助成受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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千尋

5
江戸時代中期にエレキテルを発明した平賀源内について、本草学者としての視点から実像に迫り評価された研究書**現在の博物館学の前身となった源内の事がよく知れてよかったと思いました**2011/02/07

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