講談社選書メチエ<br> 世界の小国―ミニ国家の生き残り戦略

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講談社選書メチエ
世界の小国―ミニ国家の生き残り戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583978
  • NDC分類 319
  • Cコード C0331

内容説明

ツバルのドメイン名ビジネス、バハマのオフショア金融センター、ルクセンブルクの欧州外交戦略…。大国ではありえない個性的でしたたかな国家運営をする小さな国々。最高の政治的贅沢か、それとも国際社会のお荷物なのか?世界の国家数の二割強を占め、今後も増え続けるであろう小国の魅力と、小ささゆえの有利性と不利性を国際関係論のエキスパートが論考する。

目次

第1章 ツバルという国
第2章 小国の系譜
第3章 小国の誕生
第4章 国際政治のキャスティング・ボート
第5章 グローバリゼーションという逆説
第6章 太平洋島嶼国をめぐる国際政治
第7章 カリブ海と太平洋の小島嶼経済
第8章 欧州の伝統的小国家群
第9章 アラブの小さな首長国
第10章 アフリカ大陸の六つのミニ途上国
終章 小国が拓く新時代

著者等紹介

田中義晧[タナカヨシアキ]
1943年生まれ。ニューヨーク州立大学大学院修了、政治学博士号取得。(財)国際開発センター研究員を経て、京都産業大学外国語学部教授(国際関係論、国際開発論担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つみれ

2
実際人口が私の生まれた市より少ないような国ってどうやって成り立ってんの?という素朴な気持ちに応えてくれる本。国として成り立ってるって何?というところから。小さいというだけでも括れない。中国が太平洋の小国に接近とかロシアの色々とか、出版当時からもまた事情が変わってんだろう。2022/06/09

乙郎さん

2
南太平洋の島国ツバルが国のドメインが「tv」だったことをきっかけにテレビ局にドメインを売り巨額の富を得たという嘘のような話から始まる。世界各国のミニ国家の歴史から経済政策を取り上げており、カリブ海や南太平洋の島国におけるオフショア金融センターにまつわる話や、ヨーロッパはルクセンブルクの外交術など、なかなか読んでいてスリリングだった。アフリカのような貧国もあるが。小国ゆえに国民の結びつきが強いというのは納得。小国とは可能性の塊かもしれない。2009/04/23

depo

1
図書館リサイクル本。現在国連加盟国は193カ国。そのうち、人口100万未満の国は44カ国。安保理の常任理事国を除き各国は平等で、日本も1票ならば、それらのミニ国家も1票。ミニ国家の中には人口50万以下の国が32カ国ある。これに対して、人口2500万人を擁しながら国を持たない民族もある。このクルド族にとって人口1万の南太平洋の国々はどう映っているだろうか。国際政治の現実は無情である。2022/01/15

Norihiko Shr

1
http://ameblo.jp/puzz-l-riddle/entry-12183620010.html2016/07/24

東隆斎洒落

0
(08.01,14 読了) 200国弱の中の50国弱が、人口100万人以下の国。 ガバナンスにも、様々な規模があることを考えさせられるも、小国の生きる戦略からは、自分のビジネスに役立つヒントは得られなかった。 小国が自分の生活から遠いからかもしれない。 小国を一度訪れてみたくなる一冊。 2008/01/14

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