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講談社選書メチエ
インド哲学七つの難問

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582551
  • NDC分類 126
  • Cコード C0310

内容説明

「有る」とは何か?「無い」とは何か?本当の「自己」とは何か?ことば、存在、自己、名付け、因果、知識、無我…。インド哲学のもっとも根本的な七つの問いを考える。

目次

第1問 ことばには世界を創る力があるのか?
第2問 「有る」とは何か、「無い」とは何か?
第3問 本当の「自己」とは何か?
第4問 無我説は成り立つか?
第5問 名付けの根拠は何か?
第6問 知識は形をもつか?
第7問 どのようにして、何が何の原因なのか?

著者等紹介

宮元啓一[ミヤモトケイイチ]
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。インド哲学。博士(文学)。現在、国学院大学教授。専攻は、インド哲学、インド思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

in medio tutissimus ibis.

3
最後の二問は見ても意味が分からなかったし、それまでも十全に意味や意義を理解できたとは言い難いが、掴みの第一問は理解できたし興味深かった。インド流出論における根本原理ブラフマンは拡大し世界を形成する力であり、キリスト教の神とともにあるとされるロゴスとも似て非なり、インド版の言霊であるサッティヤでもある。言葉の力は心がけ(シーラ)の真実に担保され、真実になった言葉が大願成就の力を持つという信念が古代インドにはあった。ジャイナ教の制約ヴラダも、大乗仏教の波羅蜜を守る菩薩ボーディサットヴァもこの文脈の上にある。2017/10/04

home alone

3
インド哲学の本はあんまりない。あっても仏教系に限られる気がする。けどこの本はインド哲学をすっごい昔の時代も含めて(時代順じゃなくて)項目別に、まとめている。結構西洋哲学に似たとこもあったんで、それとの類比で読めたりした。でも全然違うとこもある。てかかなり違うけど2012/08/06

saseri

2
全く頭がついていきませんでした。ただ理解しようとして、頭をフル回転させながら読んだからでしょうか、結構サクサク読めました。こういう本を理解出来るように、もっと読書に励むぞ!2016/09/04

にとろ

2
哲学を扱った文章を読んで理解するには論理学の基礎くらいは無いと、ついて行けないところがある。とはいえ、初心者の私にも結構わかりやすく、野心たぎる良書だった。購入決定。2013/09/28

ピリカ・ラザンギ

2
インド哲学における問題についてなのだが、文量がさすがに少ないというか、自分にインド哲学の素養が全く無いので物足りない感じがする。後半の問はさっぱり・・・。構造的に混乱する。むしろ釈迦の言った形而上学的な問には沈黙をもって答えるのがいいんじゃね?と思えてくる。インド哲学は西洋哲学とは別に理論体系を創りだしているので興味があるけど、やっぱり難しいね。西洋哲学の本は捨てるほどあるのにインド哲学の本はそれに比べると少ない。2011/12/18

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