講談社選書メチエ<br> 思想としての孤独―“視線”のパラドクス

講談社選書メチエ
思想としての孤独―“視線”のパラドクス

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581721
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0336

内容説明

自主独立の近代人「ロビンソン・クルーソー」の未裔である私たちが彷徨う、「孤島」と「砂漠」が充溢する都市の風景。そこでは「孤独の苦悩」よりも「孤独の不能」こそが問われている。文学的想像力の生んだ“透明人間”“分身”“怪物”を鍵に、現代社会と孤独の本質をあぶりだす。

目次

プロローグ 孤独のフィギュール
第1章 社会的死と孤独
第2章 透明人間の肖像
第3章 分身の肖像
第4章 透明のパラドクス
第5章 怪物としての日常
第6章 分身と社会秩序
第7章 孤独と社会
エピローグ 社会の詩学