ブルーバックス<br> 経済数学の直観的方法―マクロ経済学編

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経済数学の直観的方法―マクロ経済学編

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579841
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C0241

出版社内容情報

理系学生伝説の参考書『物理数学の直観的方法』著者が、難解な経済数学の要諦を斬新な切り口で分かりやすく解説する画期的な入門書。理系学生伝説の参考書『物理数学の直観的方法』の著者による、画期的な経済数学の入門書。

現代の経済学は、物理学に基づく高度な数学を取り入れているため、難解なイメージがあります。本書では、理系と文系の中央位置から、双方を視野に入れる独自のアプローチを取っているため、直観的な理解の道を拓くことができます。

経済数学の二大難解理論である「動学的マクロ均衡理論」「ブラック・ショールズ理論」。この2つの理論の頂上部分を直観的に理解することで、今まで難物だった他のこまごまとした数学技法を、ちょうど一番高い2つの山からそれより低い山を見下ろす要領で、精神的に呑んでかかって楽に理解できるようにします。

本書「マクロ経済学編」では、二大難解理論の一方で、経済学の最重要理論である「動学的マクロ均衡理論」を一気に理解することを可能にします。

本書では、専門課程の学生のための本格的な数学的部分を後半部分に集中させることで、前半部分は一般読者でも読めるように工夫されています。そのため経済学部の学生が本書を数学の難所突破の特効薬として使うのはもちろん、一般読者の方々も、本書を数少ないこれらの一般向けの解説書として使うこともできます。

第1章 初級編
1.経済学は物理の思想からどう影響を受けて発達したか
2.「二大難解理論」以前のケインズ経済学
3.米国の経済思想と動的マクロ理論の登場
第2章 中級編
1.フェルマーの原理に隠された動的理論の本質
2.「最速降下線」によるさらに高度な部分の理解
第3章 上級編
1.動的マクロ理論の各モデル
2.各モデルの具体的内容
3.ラグランジュ乗数とハミルトニアンの関連性
第4章 経済学部で知っておくべき微分方程式の基本思想
第5章 固有値の意味
第6章 位相・関数解析


長沼 伸一郎[ナガヌマ シンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

現代の経済学は、物理学に基づく高度な数学を取り入れているため、難解なイメージがありますが、理系と文系の狭間を突くアプローチで直観的な理解の道が拓けてきます。本書では、「マクロ経済学編」として、最重要理論「動的マクロ均衡理論」を一気に理解することを可能にします。

目次

第1章 初級編
第2章 中級編
第3章 上級編
第4章 経済学部で知っておくべき微分方程式の基本思想
第5章 固有値の意味
第6章 位相・関数解析

著者等紹介

長沼伸一郎[ナガヌマシンイチロウ]
1961年東京生まれ。1983年早稲田大学理工学部応用物理学科(数理物理)卒業、1985年同大学院中退。1987年、『物理数学の直観的方法』の出版により、理系世界に一躍名を知られる。「パスファインダー物理学チーム」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
今まで経済学をあまり経験してこなかった、理系の人向きのような感じもします。数学的な観点からの経済分析的な方法を説いています。理系の人が書かれている割には文系の私にとっても数学との橋渡し的な役割を果たしてくれています。最近はマクロ経済学よりもミクロの分野での数学を使う方が増えている気がします。いい本であるという気はしました。2017/06/03

ゲオルギオ・ハーン

24
物理学の解説書を出している著者が書いた経済モデルの解説本。学部生のテキストで出てくる経済モデルについて、物理学の立場から解説していて切り口的に面白いし、物理の人たちは経済モデルを見て考えることの一例としても読める。経済モデルで使われている数式の起源やそもそものアイディアが書かれているので「なんでこんな数式を勉強するんだ (使っているんだ)」という疑問へのひとつの答えでもある。ただ、経済学に詳しいわけではないのでケインズ経済学を舐めすぎだろという点や数式以外のことは知らない点が散見される。2022/02/04

kochi

23
名著『物理数学の直感的方法』の著者が経済数学の二大難問のうちの一つ、動的マクロ均衡理論の直感的解説に挑戦!動的マクロ均衡とは、解析力学の手法を経済学に応用したものとのことだが、理系だけど、解析力学って?なので、新鮮に、さらっと読むf^_^; さすがに上級編は「さらっと」はいかず、よく分からないが、おまけ的な位相空間の説明とか、何度目かの「腑に落ちる」体験が出来、読後の充足感が高い。唯一の問題は、あまりにもわかりやすい説明に、さらっと読んでしまい、簡単にわかった気になってしまうことではないだろうかf^_^;2017/01/22

skunk_c

17
これは面白かった。数式が出てくるけど、それを解かなくても説明を読めばその概念や思想が分かるので、現代マクロ経済学の動的マクロ理論がどのような考え方に拠っているのかが大掴みできる。要はケインズ経済学をミクロの均衡理論から数学的に演繹してしまおうという思想で、グラフを導く数式を編み出そうと物理数学を応用。で、この説明から見えてくる問題は、こうしたアメリカ(特にシカゴ大学系)の手法が道具として使われるんだけど、実はそれが実際の経済活動にきちんと対応できてるかは分からない点。数式という手段が目的化しているのでは。2017/02/08

masabi

17
【要旨】経済学の難関理論動的マクロ均衡理論をその思想的背景も明らかにしながら解説する。【感想】前半の思想的背景が分かりやすくてよかった。今の経済学は高度な数学を扱うようだ。2016/11/05

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