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出版社内容情報
小林 道正[コバヤシ ミチマサ]
著・文・その他
内容説明
平均寿命、生命保険のカラクリ、「大地震が起きる確率」、株の値動き、視聴率や内閣支持率などなど…。「確率」を通して考えると、世の中のさまざまな真実が見えてきます。本書では、順列・組合せの基礎からベイズの定理まで、直感を裏切る「確率」の世界を数学の正しい考え方で読み解いていきます。偶然と必然を見極め、人生を渡る基礎力が身につきます!
目次
第1章 確率と共に生きる
第2章 確率とは何か?
第3章 硬貨とサイコロの確率
第4章 日常生活に現れる確率
第5章 事前確率の意外性・ベイズの定理
第6章 二項分布と中心極限定理
第7章 経済活動での「確率」
第8章 面白い「統計」の問題
著者等紹介
小林道正[コバヤシミチマサ]
1942年長野県生まれ。1966年京都大学理学部数学科卒業、1968年東京教育大学大学院修士課程修了。1980年から中央大学経済学部の教授を務め、2013年退職。現在、中央大学名誉教授。専門は、確率論、数学教育。数学教育協議会前委員長で、小中高校の数学教師とともに算数や数学を楽しくわかりやすく教える運動を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
20
ホンタメにてヨビノリタクミさんがブルーバックスシリーズをオススメしていたので読んでみた。確率を分かると日常生活でも判断の精度が上がるのかと思います。最初の方は興味深く読んだが、段々追いついて行けず…確率をもっと知りたくなりました。2023/06/08
Francis
10
何気なく本屋で手に取って購入。そしてしばらく読んでいるうちに私の出身学部の名前が出てきたので著者プロフィール見たら講義を選択したことがある先生でした。事情があって単位取れなかったので忘れてました。小林先生の授業はわかりやすいと評判だったけど、この本もわかりやすい。二項分布、経済活動での確率、世論調査の話が面白かった。やっぱり大学時代に小林先生の授業きちんと受けたかったな、と心の底から思った。2017/07/23
アセロラ
6
生命保険、医療保険が儲かるカラクリ、おもしろかったです。宝くじで、1等当選の確率は1000万分の1です。内閣支持率等のアンケート結果は、プラスマイナス3%を考えるべきです。視聴率も同様です。モニター数の多い関東、関西、名古屋地区はプラスマイナス3%、その他のモニター数の少ない地区は、プラスマイナス約6%の誤差を見積もるべきです。このような、生活に関連した内容はおもしろく読みました。試す回数が増えると結果が安定すること、そしてそれを計算で出せるのは、驚きました。ちなみに確率は大の苦手です。2020/07/03
calaf
5
数多ある(高校から大学入学程度の)確率の入門書の一つ。前提をちゃんと理解しないと、誤解から間違った結論に至る事が多い分野であるため、実際に実験をやってみるという事の重要性を強調した本。まぁ、それが一つの(?)真実への道なのでしょう。2016/08/16
ぴーたろー
3
具体的で卑近な例がたくさんあって面白かった。自分には、分母とする、全部で何通りあるかをモレなくダブりなく勘定する点のコツがつかめてなく、そこがまず難しいと感じた。何度か読んで考え直してみよう…。2016/07/02