ブルーバックス<br> 脳からみた自閉症―「障害」と「個性」のあいだ

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ブルーバックス
脳からみた自閉症―「障害」と「個性」のあいだ

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579643
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0247

出版社内容情報

自閉症は「心の病気」ではなかった! 環境や生育が原因とする誤解を解く福音となる最新研究で、アスペルガー、サヴァンの謎も追う。自閉症と診断される人の割合は、40年前には5000人に1人でしたが、2014年には68人に1人と、約70倍に増えています。
「アスペルガー」「大人の発達障害」という言葉もよく話題にのぼるようになり、いまや自閉症はごく身近な障害といえます。
しかし、自閉症にはいまだに多くの誤解や偏見がつきまとっています。
「親の育て方が悪いと自閉症になる」「親が自閉症だと子も自閉症になる」「三種混合ワクチンを接種すると自閉症になる」……これらは明らかな間違いであり、誤りの原因は、
自閉症という障害がなぜ起こるかが知られていないことにあります。
自閉症は、脳ができあがるまでのほんのちょっとした「バグ」で起きます。
脳ができあがるプロセスは複雑をきわめていて、無数の「罠」に満ちています。実は誰の脳にもバグがあり、
「完璧な脳」など、どこにも存在しないのです。では、どんなバグが自閉症になるのか?
第一線の研究者が最新の研究成果をもとに、やさしく解き明かします。

目次
第1章 自閉症とは何か
第2章 脳はどのように発生発達するのか
第3章 ここまでわかった脳と自閉症の関係
第4章 自閉症を解き明かすための動物実験
第5章 自閉症を起こす遺伝子はあるのか
第6章 増加する自閉症にいかに対処するか

はじめに
第1章 自閉症とは何か
第2章 脳はどのように発生発達するのか
第3章 ここまでわかった脳と自閉症の関係
第4章 自閉症を解き明かすための動物実験
第5章 自閉症を起こす遺伝子はあるのか
第6章 増加する自閉症にいかに対処するか
あとがき


大隅 典子[オオスミ ノリコ]
著・文・その他

内容説明

誰にもある、脳ができるまでのほんのわずかな不具合が、なぜ「発達障害」になり、「自閉症」と呼ばれるのか?第一線の研究者がやさしく解説。

目次

第1章 自閉症とは何か
第2章 脳はどのように発生発達するのか
第3章 ここまでわかった脳と自閉症の関係
第4章 自閉症を解き明かすための動物実験
第5章 自閉症を起こす遺伝子はあるのか
第6章 増加する自閉症にいかに対処するか

著者等紹介

大隅典子[オオスミノリコ]
1985年、東京医科歯科大学歯学部卒業、1989年、同大学大学院博士課程を修了し(歯学博士)、同大学歯学部助手。1996年より国立精神・神経センター(当時)神経研究所室長を経て、1998年11月より東北大学大学院医学系研究科教授(現職)。2006年より東北大学総長特別補佐(男女共同参画担当)、2010年より東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター・脳神経科学コアセンター長、2015年より創生センター長。第二〇~第二二期日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

86
私も一般的には「自閉症」というのは、育つ環境や母親の影響が大きいという偏見にとらわれていた一人でした。アメリカや現在の日本でもかなり「自閉症」が増えてきているということで脳の発達段階でのちょっとしたバグなどが影響するということでの説明はわかりやすいという気がしました。新書の内容としてはかなり専門的な部分も多いのですが、比較的読みやすい本であると感じました。2024/03/24

どんぐり

69
「自閉症をはじめとする発達障害は、“親の育て方”が原因ではなく、脳の発生発達に関するトラブルから起こる生物学的障害」という内容で書かれた本。脳と遺伝子、自閉症モデルマウスによる研究、自閉症関連遺伝子、ドーハッド(DOHaD)仮説等々、専門的な話題が数多く提供されている。現在の自閉症の神経科学研究を知るにはよい本だが、聞き慣れない専門用語がポンポン出てくるので、素人が読むにはちょっと難しい。著者は、日本分子生物学会の元理事長で神経科学者の大隅典子氏、ブログに「大隅典子の仙台通信」がある。副題の<「障害」と「2016/12/05

しいたけ

58
発達障害の英語名を正確に翻訳すると「神経発生発達障害」になるという。ここを略してしまうために誤解が生じる。「発達が人よりゆっくりだが少しずつその人のペースで努力すればよい」などと言われると、何ともやるせない気持ちになる。元から違うのだ。ゴールとは努力して皆と同じところに立つことではない。そのままで認められるべきなのだ。著者は歯学部出身だという。そこがまた興味深い。根っからの理系人間なのだろうが、これだけ高度なことを噛み砕き説明できる文学的な才能と自閉症を見る目の暖かさに只々尊敬の念を抱く。2017/04/02

Natsuko

22
自閉症関連本30冊目。今まではほぼ療育・支援本だが、本著は脳科学の視点から。この40年で診断数は70倍以上に増加というから驚く。ニューロンの産生、配線、シナプス形成、「興奮性」「抑制性」のニューロンのバランスによるてんかん。マウス実験についても大変興味深い。そもそも自閉症についての実験でなぜマウスがモデルとなり得るのかなど。そして年末に読んだ、自閉症の動物学者テンプル・グランディンの脳の解析。読書で得た知識が繋がり、私のシナプスも活性化したかなと思いつつ。2020/03/25

Natsuko

19
自分に課した、月一冊以上の仕事関連勉強本がだんだんキツくなってきた。プライベート時間には仕事のことは頭から追い出したいのだろう、もうやめてもいいか…という葛藤の中手に取った本。そして開いたらまさかの読了本😳出鼻もくじかれながら再読。ただし発見も多々あり。一年半前の感想とは全く別の部分が引っかかったり響いている。特に自閉症を「病気」と記載している冒頭には疑問を抱きながら読み進めた。後に気質的な障害と発覚とあり納得。勉強により感じた違和感だとしたら成果ともいえるかな…🤔もう少し月一勉強本を続けてみるか。2021/07/20

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