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ブルーバックス
意識と無意識のあいだ―「ぼんやり」したとき脳で起きていること

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579520
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0247

出版社内容情報



マイケル・コーバリス[マイケル コーバリス]
著・文・その他

鍛原 多惠子[カジハラ タエコ]
翻訳

内容説明

脳は一瞬たりとも休まない。私たちの心は日中の半分はどこかをさまよっている。この「ぼんやり」した状態のとき、意識的にするのとは異なるしくみで脳が活性化し、膨大な記憶が整理され、創造性や共感力が育まれる。人間だけが持つこのユニークな脳と心のメカニズムを解き明かします。

目次

第1章 さすらう脳、さまよう心
第2章 記憶
第3章 時間とメンタルタイムトラベル
第4章 海馬―脳のなかのカバ
第5章 他者の心を読む
第6章 物語を語る
第7章 眠りと夢―闇夜にひそむトラ
第8章 幻覚
第9章 さまよう心の創造性

著者等紹介

コーバリス,マイケル[コーバリス,マイケル] [Corballis,Michael C.]
ニュージーランドのオークランド大学心理学部名誉教授。同大学で修士号、カナダのマギル大学で博士号(心理学)取得後、1968年から77年にかけてマギル大学心理学部で教鞭を執った。おもな研究分野は認知神経科学と言語の進化

鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もちもちかめ

25
読みにくい、とにかく読みにくかった。英語の本って感じ…原文読んだ方が絶対に読みやすいと思います。よくあるインテリが書いた大学受験の英語読解問題に出そうな。スティーブジョブズ[創造性とはものを結びつける能力だ]一番覚えてるの、この引用。2017/02/21

Toshi53162606

19
「何がマインドフルネスだ、悟ったツラしてんじゃねー、味気のない精進料理でも食ってろ。」と思ってる人にオススメ。 とっておきのアンチ・マインドフルネス本。 近年、精神疾患の流行やファスト・ライフなどへの警鐘として、ゆったりと過ごし、「いま・ここ」に注意を向ける「マインドフルネス」があちこちで叫ばれている。 けれども本書は、過去や未来や他人の気持ちに一喜一憂し、空想や妄想や不安や不注意で頭が一杯になる「マインドワンダリング」こそが、人間を抜きん出た存在にしたということを、進化論と脳科学の観点から明かしている。2022/09/03

eirianda

15
この手の本は、オリバー サックスはじめ多く読んでるので、先に読んだ脳神経の本も含め、記憶についての復習になりました。幻覚についてと創造性についての章がおもしろい。ぼんやりするのは金にならない才能ですが、一攫千金を夢見て今日もぼんやりします。2017/03/24

はるわか

15
私たちは何かに注意を向けた状態と、別のことを考える状態を行き来するように生まれついている。ぼんやりした状態は「マインドワンダリング」を呼ばれ、その状態のとき私たちは「メンタルタイムトラベリング」をしている。時間をさかのぼったり進めたりして、過去の経験から未来の計画を立てるとともに、連続した自己意識を得ている。物語を語る。睡眠と夢。「自分以外の人間の心の中を想像できるのが人間の本質だ」(イアン・マキューアン)2016/03/23

あっくん

13
ぼんやりとした状態は「マインドワンダリング」と呼ばれ、ぼんやりしている事は悪い事では無く必要な事だと言う事。また、マインドワンダリングは人固有のものだと言う事。期待していた内容と少し違ったせいか、あまり集中して読めなかったけれど…小説の引用や、症例等はなかなか関心を引くものが多かった。調べてみたいテーマも見つかったので読んで良かった。2017/02/14

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