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出版社内容情報
近代科学が成立するまでには「マジで」と思えるドラマの連続。眼鏡の発明、飛行機、ロケットの開発など正に空想と現実の闘いだった!かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発明者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。
第一部 ドイツ科学の光芒
スペクトルとスペクタクル/科学を見せる劇場のこと――ジオラマの歴史/彫らない版画の誕生/薬種店と一角獣/機械がつくった「馬」/リリエンタールの幻の翼/ロコモーティヴの啓示/ベンツの祖先は自転車だった/Uボートは人食いザメ/ジーメンスの通信革命/バベジの原コンピュータ/ロボットとからくり人形のはざま
第二部 アメリカ科学の愉快
電話の発明とヘレン・ケラー/メンロパークの魔術師/万博のタイムカプセル/自然史博物館とスミソンの功績/空飛ぶ自転車の怪/女の脚を変えた発明/ロケット発明家ゴダードの悲劇/ドイツから来たロケット学者/ターボジェットを発想した男/革命児ノイマン、ここにあり/プリストン高等研究所にて/エピローグ――抽象と新科学
荒俣 宏[アラマタ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
20世紀科学の祭典にようこそ!過剰な刺激を欲し続ける現代人にとって20世紀科学の発明・発見の舞台裏こそリアリティを体感できる大人の遊園地だ。
目次
第1部 ドイツ科学の光芒(スペクトルとスペクタクル;科学を見せる劇場のこと―ジオラマの歴史;彫らない版画の誕生;薬種店と一角獣;機械がつくった「馬」;利離縁タールの幻の翼;ロコモーティヴの啓示;ベンツの祖先は自転車だった;Uボートは人食いザメ;ジーメンスの通信革命;バベジの原コンピュータ;ロボットとからくり人形のはざま)
第2部 アメリカ科学の愉快(電話の発明とヘレン・ケラー;メンロパークの魔術師;万博のタイムカプセル;自然史博物館とスミソンの功績;空飛ぶ自転車の怪;女の脚を変えた発明;ロケット待つ銘菓ゴダードの悲劇;ドイツから来た天才ロケット学者;ターボジェットと発想した男;革命児ノイマン、ここにあり;プリンストン高等研究所にて)
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、10年間のサラリーマン生活を経て作家として独立。『帝都物語』で日本SF大賞、『世界大博物図鑑 第2巻 魚類』でサントリー学芸賞受賞。神秘学、博物学、風水等多分野にわたり執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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