出版社内容情報
「進撃の巨人」との比較からヒトの筋肉や骨格を解剖し、美しく力強い人体はどう描かれ、人はなぜ非リアルに萌えるのか、その謎に迫る「巨人」の異様かつ圧倒的迫力の造形が、多くの読者を惹きつけているコミック話題作『進撃の巨人』。社会現象となっている作品の魅力の根源とは何か? そしていまだ作中で謎につつまれている「巨人」とは何か?この二つの大きな「問い」に、「美術解剖学」という学問の知見をもって挑む。かつてない試みの新書が登場。
「超大型巨人の顔の白ひものようなものは筋肉なのか骨なのか。まるでエビやカニの殻のような外骨格が顔を作っている、はじめはそう考えられたのだが……」
マンガ・美術鑑賞にも、そして未来の漫画家・美術家・イラストレーター・デザイナーにも役立つ内容です。
第一章 『進撃の巨人』を読む
第二章 美術解剖学って何?
第三章 人体の筋肉を学ぶ
第四章 人体の骨格を学ぶ
第五章 『進撃の巨人』を読む2
布施 英利[フセ ヒデト]
著・文・その他
内容説明
「超大型巨人」の顔を覆っている白いひもは筋肉なのか骨なのか…。「巨人」の異様かつ圧倒的迫力の造形が、多くの読者を惹きつけてやまないコミック話題作『進撃の巨人』。社会現象にもなっている作品の魅力の根源とは?いまだ謎につつまれたままの「巨人」の正体とは?この二つの大きな「問い」に、「美術解剖学」が鋭くメスを入れる。かつてない試みの新書の登場。
目次
第1章 『進撃の巨人』を読む(人間型の巨人;奇行種;通常種など)
第2章 美術解剖学って何?(なぜ解剖学を学ぶのか;人体を解剖する方法;美術解剖学って何?;骨格について;筋肉について)
第3章 人体の筋肉を学ぶ(体幹の筋肉(胸と腹;背中)
顔の筋肉
上肢の筋肉
下肢の筋肉)
第4章 人体の骨格を学ぶ(体幹の骨格(脊柱;胸郭)
頭蓋骨
下肢の骨格
上肢の骨格
)
第5章 『進撃の巨人』を読む2(人間型の巨人;通常種など;奇行種)
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
1960年生まれ。批評家。1984年、東京藝術大学美術学部卒業。1989年、同大学院美術研究科博士課程修了(美術解剖学)。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)として養老孟司教授のもとで研究生活を送り、1995年より批評家として独立。科学と芸術の交差する「美術解剖学」をベースに、絵画、マンガ、文学など幅広いテーマと取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
入江
masabi
toshio
akinbo511
Tomomi Yazaki