ブルーバックス
量子的世界像101の新知識―現代物理学の本質がわかる

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  • サイズ 新書判/ページ数 421p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062578561
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0242

出版社内容情報

素粒子から「場の量子論」まで、量子の世界の物理学を網羅。明快な解説で基本概念から最前線までを一気に学べる決定版入門書。素粒子からブラックホールまで、奇妙で驚きに満ちた量子世界をひもとく画期的入門書。この1冊で現代物理学の本質がわかる!
すべては確率に支配され、複数の状態が重ね合わさり、粒子は生成と消滅を繰り返す──古典物理学の世界観を覆す奇妙で驚きに満ちた量子世界。考え抜かれた101の項目でその全体像を見事に描き出し、量子物理学の最前線へと誘います。
”初めての人には「一冊読むならぜひこれを!」と、物理学者には「項目を見たら、きっと読みたくなりますよ」と申し上げたい”(監訳者・青木薫氏による巻末解説より)

著者・ケネス・フォード ジョン・ホイーラーの薫陶を受け、世界最大の物理学組織である全米物理学協会の会長も務めた斯界の重鎮。
監訳・青木薫 1956年生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。サイモン・シン『フェルマーの最終定理』(新潮社)はじめポピュラーサイエンスの翻訳多数。著書に『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』(講談社現代新書)。2007年度日本数学会出版賞受賞。
翻訳・塩原通緒 1966年生まれ。立教大学英米文学科卒業。主な訳書にリサ・ランドール『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』(NHK出版)、フィリップ・ボール『流れ 自然が創り出す美しいパターン』(早川書房)など。

I 原子より小さい世界
II 原子核の奥へ
III 量子世界の距離、時間、速さ
IV 何が量子化されるのか
V 原子と原子核
VI 原子核のしくみ
VII 素粒子
VIII 素粒子の不思議なふるまい
IX 相互作用
X 量子世界の保存則
XI 波と粒子
XII 波と確率
XIII 量子物理学とテクノロジー
XIV さまざまなスケールでの量子物理学
XV 量子物理学に残された謎


ケネス・フォード[ケネス フォード]
著・文・その他

青木 薫[アオキ カオル]
著・文・その他

塩原 通緒[シオバラ ミチオ]
翻訳

内容説明

事象は確率に支配され、複数の状態が重ね合わさり、粒子は生成と消滅を繰り返す―古典物理学の世界観を覆す奇妙で驚きに満ちた量子世界。その全体像を見事に描き出し、量子物理学の最前線へと誘う。

目次

原子より小さい世界
原子核の奥へ
量子世界の距離、時間、速さ
何が量子化されるのか
原子と原子核
原子核のしくみ
素粒子
素粒子の不思議なふるまい
相互作用
量子世界の保存則
波と粒子
波と確率
量子物理学とテクノロジー
さまざまなスケールでの量子物理学
量子物理学に残された謎

著者等紹介

フォード,ケネス[フォード,ケネス] [Ford,Kenneth]
1926年生まれ。理論物理学者。ジョン・ホイーラーのもとでPh.Dを取得。ブランダイス大学、カリフォルニア大学アーバイン校、マサチューセッツ大学などで学部長などを歴任。1987年から93年まで米国物理学協会会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

49
「量子の世界」の入門書。量子物理学の本質を101個のQ&A形式でまとめている。内容は、陽子や電子の大きさの話から、原子核の構造、強い力と弱い力の違い、元素周期のしくみ、レプトン・クオーク・ニュートリノの性質、ファインマン図と世界線の話、保存則と対称性の破れなど、これでもか!と盛り込んでおり、読み応え満点。説明はていねいで、特にクオークや粒子崩壊に関する部分はとても分かりやすかった。最初から最後まで通して読んで全体像を掴んでも良いし、困ったときに調べるハンドブックとしても使える、優秀な1冊。2014/05/16

kaizen@名古屋de朝活読書会

23
説明歌 距離時間速さ素粒子相互作用波と粒子の観測問題2019/07/24

N島

15
昨今、量子コンピューターや様々な天文学的発見によって、世間でも再注目されつつある量子力学の世界を、できるだけ数学的解釈を省き、言葉で説明することにこだわった一冊です。この一冊をもって量子力学への扉を開こう!…という趣旨の本ですが、何の予備知識もなくこの本を読み解くのは至難の業かも(僕のような文系凡人には)。しかしながらここに書かれている知識は、実生活で量子的な話題に遭遇した際に、ガイドとして非常に役立つものばかり。量子的な知識の紐づけの中心に据えておきたい一冊です。2020/07/02

ケニオミ

7
量子論にはこれまで何度も書評に煮え湯を飲ませられてきましたが、今回こそはと思って臨みましたが・・・。最初の方は小手調べ的な内容で余裕でした。段々と難しくなってきましたが、途中までは必死に食らいつきました。でも難しいカテゴリーでは息も絶え絶え。読みながら「なぜ読み続けているのか」という根源的な疑問と格闘しなくてはなりませんでした。残り10問ほどのところでその答えを見つけてギブアップ。なぜもっと早く白旗を上げなかったのか後悔の念でいっぱいです。でも自分の能力レベルが低いだけで、とても良い本です。お薦めします。2014/05/20

phmchb

6
厚みはあるものの中身は結構サッパリしている。2014/09/07

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