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出版社内容情報
現代の情報技術のキーワードは冗長性だ! マルチメディア、情報圧縮、誤り訂正、セキュリティー…。最新のIT技術を「冗長性」という切り口で、全く初めての読者でも理解できるようにやさしく解説します
内容説明
情報圧縮は、情報の冗長性を削り取ることです。正しく送るためにあえて冗長な情報を付け加えるのが、誤り訂正のためのデータです。このように、情報の冗長性という視点で情報技術とその基礎になる情報科学をやさしく解説します。
目次
情報の冗長性
情報の表現
マルチメディア
情報の圧縮
インターネット
情報の誤り訂正
ステガノグラフィ
電子透かし
情報の互換性
感覚の隙間
生体の冗長性
情報の多義性
著者等紹介
青木直史[アオキナオフミ]
1972年、札幌生まれ。2000年、北海道大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。同年、北海道大学大学院工学研究科助手。2007年、北海道大学大学院情報科学研究科助教。専門はマルチメディア情報処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
32
#感想歌 #短歌 #冗長性 面白そうだし網羅的 #折句(#アクロスティック)#隠し絵(#ステガノグラフィー) 生体の冗長性は #DNA #フレームシフト #突然変異2017/03/13
KAZOO
20
このブルーバックスは前回読んだ「超ひも理論」に比べてはるかにわかりやすい本でした。時たま若干の関数などが出てきますが、図解してくれたりでよく理解することができました。情報圧縮などについても参考になりました。2014/09/01
te_R9
6
冗長性をキーワードに雑多な情報をわかりやすく解説した本で非常に読みやすかった.専門家にはぬるすぎる技術内容だとは思うが俯瞰する分には十分役立つと思う.人間の可聴域が周波数依存するのは理解しているが振幅まで影響するというのはちょっと忘れがちな視点だったので復習になった.生体の冗長性と工学の冗長性が色々な点でアナロジーになっているのはホントに面白い.2011/04/02
斑入り山吹
5
ヒジョーに読みやすかった。じゃあ理解できたのかというと、まあ通り一遍表面だけ分かったことにしよう、というレベルだけれど、それでもそういう気分になれるだけブルーバックスにしては珍しい。有用な知識だ、と思うも、これって、高校の「情報」の授業でやるようなことなのかしら?わたしが高校生をやっていたときには「情報」なんてなかったもの、ちゃんと教えてくれるなんていいわねぇ。2012/08/14
calaf
5
冗長性すなわちムダは、省くのが良いのか、残して付加価値(安全性、信頼性等)を高めるのが良いのか、、、難しい問題です。と同時にこれは、人間生活一般にかかわってくる難しさと同質の問題という気もします。2011/06/08