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カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書〈第1巻〉細胞生物学

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062576727
  • NDC分類 460
  • Cコード C0245

出版社内容情報

『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(eighth edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全57章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。

第1章 細胞:生命の機能単位
第2章 ダイナミックな細胞膜
第3章 エネルギー、酵素、代謝
第4章 化学エネルギーを獲得する経路
第5章 光合成:日光からのエネルギー


デイヴィッド・サダヴァ[デイヴィッド サダヴァ]
著・文・その他

クレイグ.H・ヘラー[クレイグ.H ヘラー]
著・文・その他

ゴードン.H・オーリアンズ[ゴードン.H オーリアンズ]
著・文・その他

ウィリアム.K・パーヴィス[ウィリアム.K パーヴィス]
著・文・その他

デイヴィッド.M・ヒリス[デイヴィッド.M ヒリス]
著・文・その他

丸山 敬[マルヤマ ケイ]
翻訳/監修

石崎 泰樹[イシザキ ヤスキ]
翻訳/監修

浅井 将[アサイ マサシ]
翻訳

吉河 歩[ヨシカワ アユム]
翻訳

内容説明

MIT(マサチューセッツ工科大学)を始めとするアメリカの各大学で採用される世界基準の生物学の教科書。

目次

第1章 細胞:生命の機能単位(細胞はどのような性質を持つために生命の基本単位となっているのだろうか?;原核細胞の特徴は何か? ほか)
第2章 ダイナミックな細胞膜(生体膜の構造はどうなっているか?;細胞膜はどのように細胞接着・細胞認識に関わっているのだろうか? ほか)
第3章 エネルギー、酵素、代謝(生物学的なエネルギー変換の基礎となる物理法則はどのようなものだろうか?;生化学のエネルギー学におけるATPの役割は何か? ほか)
第4章 化学エネルギーを獲得する経路(どのようにしてグルコースの酸化から化学エネルギーが放出されるのだろうか?;グルコース代謝の好気的経路 ほか)
第5章 光合成:日光からのエネルギー(光合成とは何か?;どのようにして光合成は光エネルギーを化学エネルギーに変換するのだろうか? ほか)

著者等紹介

サダヴァ,デイビイッド[サダヴァ,デイビイッド][Sadava,David]
クレアモント大学教授

石崎泰樹[イシザキヤスキ]
1955年生まれ。東京大学医学部医学科卒業。現在、群馬大学大学院医学系研究科教授(分子細胞生物学)。医学博士

丸山敬[マルヤマケイ]
1957年生まれ。東京大学医学部医学科卒業。現在、埼玉医科大学医学部教授(薬理学)。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

17
これは本当にギブアップしました(読み通すことは読み通したのですが)。理解以前の問題でした。三分冊ですべて持っているのですが、読み通すには1年以上かかりそうです。少なくとも中学・高校の生物教科書(最新版)を読んでから、もう一度チャレンジしなおします。言葉自体が不明なものが多すぎでした。2013/11/26

Kent Kaseda

15
【評価:70点】ハンディで、良い教科書。日本語訳もまずまず読みやすい。大学の教養課程レベルの内容。第一巻は、細胞生物学と、代謝・光合成といった生物のエネルギー獲得経路について。代謝・光合成という緻密な生化学的プロセスが、進化の過程で創造されたことには驚愕する。進化論を否定し、神が生物の設計者であると主張するインテリジェント・デザイン論者が現れるのも分かる。それほどに、生物のシステムは緻密で神秘的だ。2017/09/20

魚京童!

13
誰か訳して…。2014/01/20

イボンヌ

12
大学の生物学の授業はこれ程難しいのかと思いました。2021/06/13

ゲオルギオ・ハーン

10
少し背伸びして挑戦してみたが、ついていけたのは2章の細胞膜あたりまで。細胞のそれぞれの機能とかATPの話など面白く感じたところもあっただけに十分に理解できなかったことが悔しい。高校生や中学生レベルから基礎を読み直して再挑戦したい。2020/04/15

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