ブルーバックス<br> 分子レベルで見た薬の働き―生命科学が解き明かす薬のメカニズム (第2版)

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分子レベルで見た薬の働き―生命科学が解き明かす薬のメカニズム (第2版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 300p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062576314
  • NDC分類 491.5
  • Cコード C0247

出版社内容情報

薬がなぜ効くかを、分子レベルで理解する 薬がなぜ効くかを、分子レベルで、判りやすく解説した名著の全面改訂第2版。この10年で猛烈に進んだ生命科学・薬学の最新知識とインフルエンザなど新たに収録

第1章 薬はどのように効くか
第2章 魔法の弾丸を求めて
第3章 がんとの闘い
第4章 見えない敵
第5章 生活習慣病の治療
第6章 免疫反応と炎症反応
第7章 人類の未来と薬


平山 令明[ヒラヤマ ノリアキ]
著・文・その他

内容説明

インフルエンザ・ウイルスやHIVウイルスは、どのようにして、病気を引き起こすのか。がんや生活習慣病、免疫反応や炎症反応はどのような生体分子がかかわっているのか。薬はそれらの病気をどのように治すのだろうか。最新の知見と新たな病気の解説を加えて、全編改訂した第2版。

目次

第1章 薬はどのように効くか
第2章 魔法の弾丸を求めて
第3章 がんとの闘い
第4章 見えない敵
第5章 生活習慣病の治療
第6章 免疫反応と炎症反応
第7章 人類の未来と薬

著者等紹介

平山令明[ヒラヤマノリアキ]
1948年、茨城県生まれ。1974年、東京工業大学大学院修了。協和醗酵工業(株)東京研究所主任研究員、ロンドン大学博士研究員、東海大学開発工学部生物工学科教授(1991~2001年)を経て、2002年より東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学教授。理学博士。現在の研究課題は、より良い医薬品の開発を目指した医薬分子設計。そして、この研究を行うための基礎であるコンピュータ科学、インフォマティックスおよびX線結晶解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

27
#説明歌 バクテリア抗生物質アミノ酸分子抗体立体構造 免疫と炎症反応たんぱく質ウィルス薬化学構造2017/08/27

乱読家 護る会支持!

5
バクテリア、がん、ウイルス(エイズ、エボラ出血熱など)、生活習慣病(降圧薬、抗血栓薬、インスリン、血糖値を上げないアカルボーズ、コレステロールを下げるスタチン)、臓器移植での免疫抑制薬、炎症を抑える薬などなど、、、わたくし、化学は全く苦手なんで、化学式を見ると拒絶反応を示してしまいますが、高分子化合物のモデルを見ても拒絶反応がっ!また、何となく、薬がどのように標的分子に作用しるのかが、わかったような気になる本です。(^^;;2016/08/27

Uzundk

4
全ての薬は特定のタンパク質を活性化させる、あるいは不活性化させることで作用する。おなじみである抗菌物質はバクテリアの持つ細胞膜を標的にすることで動物以外の存在を選択的に殺す。じゃあ、分子レベルでどんなことをしている?と言うのが本書の中身である。細胞壁の形成を阻害する(ペニシリン)、バクテリアにとって必要な化学物質の生成を阻害して増殖を抑える(サルファ薬)、バクテリアのタンパク質合成を妨げる(テトラサイクリン)など、数多くの方法がある。そのなかで副作用が少なく効果の高い薬を求めて日夜研究されている。2015/06/12

春色

4
前の版より更に「教科書」的になって再登場。科学系ではない人への配慮が随所に感じられる点も素敵(それでも全くの門外漢には辛いと思う)。でも良くも悪くも教科書。一気に読破する類の本じゃない。移動用くらいが無難。理系の高校生あたりが読むと楽しいかもしれない。2009/08/13

3
機構や分子・タンパク質の構造について直感的に説明されていて、とても分かりやすかった。初心者でも理解しやすい良書。 ヒスタミン等の単純な構造の分子やタキソールのような複雑なものまで、薬は様々な種類があるがそれがどのように体内で働いているのか、またなぜ(ほとんどが)副作用を持つのかなどについて知らなかったが、基本的なメカニズムを知ることでよくイメージすることができた。 図がモノクロで少し見辛いので、PDB経由で先にカラーの図を手に入れておくと読みやすいかもしれない。2021/08/31

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