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ブルーバックス
脳から見たリハビリ治療―脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062575003
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0247

出版社内容情報

脳卒中の後遺症と闘う「すべての人」へ

リハビリテーションで脳が変わる!
脳卒中により、一部の脳細胞は死んでしまう。ではなぜ、麻痺や障害が起こった身体がリハビリにより再び機能を取り戻せるのか?最新の研究により、この回復過程で、残された脳細胞が柔軟に役割や構造を変えていることが明らかになってきた。本書ではそのメカニズムを豊富なデータで示し、脳のことを考えた21世紀のリハビリ治療の考え方を解説する。

いま、リハビリテーション医学に革命が起こっている――
●一度は失われた機能を、脳が自身の構造を変えて取り戻す
●機能回復の脳内メカニズムを考えれば、より効果的なリハビリができる
●チームで治療に当たる脳卒中ユニットや回復期リハビリテーション病棟を持つ病院がよい
●脳のことを考えたリハビリ治療の現場とは?

第1章 リハビリのスーパーマン クリストファー・リーブ<久保田競>
第2章 脳卒中とリハビリテーション<宮井一郎>
第3章 リハビリで脳が変わる<ランドルフ・J・ヌード>
第4章 治療の現場<畠中めぐみ>
第5章 どんな病院で治療を受けるのがよいか<久保田競>


久保田 競[クボタ キソウ]
著・文・その他

宮井 一郎[ミヤイ イチロウ]
著・文・その他

内容説明

脳卒中により、一部の脳細胞は死んでしまう。ではなぜ、麻痺や障害が起こった身体がリハビリにより再び機能を取り戻せるのか?最新の研究により、この回復過程で、残された脳細胞が柔軟に役割や構造を変えていることが明らかになってきた。本書ではそのメカニズムを豊富なデータで示し、脳のことを考えた21世紀のリハビリ治療の考え方を解説する。

目次

第1章 リハビリのスーパーマンクリストファー・リーブ(突然の死;落馬事故で四肢麻痺 ほか)
第2章 脳卒中とリハビリテーション(脳卒中とは?;リハビリテーションはどうおこなわれるのか ほか)
第3章 リハビリで脳が変わる(アメリカにおける脳卒中の現状と研究の方向性;学習における脳の変化 ほか)
第4章 治療の現場(脳卒中リハビリテーション入院の実際;病状の正確な把握 ほか)
第5章 どんな病院で治療を受けるのがよいか(脳から見たリハビリテーション治療の新しい流れ;どこで治療を受けるのがよいか ほか)

著者等紹介

久保田競[クボタキソウ]
1932年生まれ。京都大学名誉教授。日本福祉大学教授。日本の神経科学研究の草分け的存在

宮井一郎[ミヤイイチロウ]
1959年生まれ。大阪大学医学部卒。特定医療法人大道会ボバース記念病院(大阪府)院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cozy-koji

2
良い方をリラックスさせることが麻痺した手足をうまく動かすために、そして新しいことにチャレンジすることが大切である。/ 俳優カーク・ダグラスは脳卒中にかかったあと、自分にとって何が最も大切なものかを考え直すようになった。その後、彼は驚くべき回復を見せた。 / 難しい動作の場合障害のない手を使ってしまう。

チシャ猫

2
主に脳の可塑性(ニューロリハビリテーション)についてやや専門的に説明している書籍。 麻痺からの回復過程で、残された脳細胞はどんな働きをしているのか? そのメカニズムを豊富なデータを元に解説している。 「通常右手を動かす場合、左側の一次運動野、運動前野、補足運動野、同側(右側)の小脳に活動が見られる」 「しかし、麻痺から回復した患者はこれらに加えて手と同側(右側)の一次運動野、反対側(左側)の小脳および運動前野の活動も見られる」 「同様のことが、感覚障害の回復過程や、失語症の回復過程にもいえる」2015/04/23

Ise Tsuyoshi

1
久保田競氏の名は幼児教育で見かけることが多いが、これは専門の神経科学研究に関する本。リハビリがどう脳卒中の回復に結びつくかの仕組みが分かりやすく書かれている。脳の可塑性とリハビリが科学的裏付けをもって結びつけて考えられるようになったのは、この20年ぐらい、とのこと。まだ歴史は浅いのだなあ。回復期病棟の現場の話や、リハビリを受ける病院を選ぶときのポイントなど、これまで読んだ脳卒中関連の本であまり書かれていなかったところがよく分かる。残念なのは発行が10年前。この本を最新情報にアップデートした本がほしい。2016/07/19

ごろつきねこ

1
久しぶりにブルーバックス。比較的平易に、リハビリ治療の脳にもたらす影響について述べている。なんとなくそうじゃないかな、と考えるのは簡単だけど、実験・実体験の後に主張していただけるのは大変助かる。ただ、動物実験の記述は、仕方ないと理性では判りますが…一動物好きとしてはちょっと苦痛だった。2011/06/23

ozapin

0
本はコンパクトでよくまとまっていたし、リハビリへの取り組みによって回復の度合いが大きく異なることを改めて確認できた。またこの本を読んでいて日本医療機能評価機構という団体があるのを初めて知った。なかなか参加する病院が増えず困っているようではあるが、病院の客観評価情報というのはなかなか見つからないので期待してしまう。2014/11/30

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