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出版社内容情報
竹内 薫[タケウチ カオル]
著・文・その他
内容説明
宇宙に始まりはあったのか?宇宙に終わりはくるのか?ブラックホールに落ちた物質は、消滅してしまうのか?そして、鍵を握る虚時間とは?全ての物理量が無限大に発散する理論物理学の最大の問題、特異点に挑む車いすのニュートン。
目次
冒頭ショートショート 異星交遊記
序章 ホーキングの「常識」
第1章 宇宙には時の始まりと終わりがあるか―特異点をめぐって
第2章 ブラックホールだってしまいにゃ蒸発する
第3章 宇宙の端っこが丸いと神様の出番はなくなる?
終章 賭けに負けっぱなしではあるけれど(情報のパラドックス)
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
文筆業。1960年東京生まれ。1983年東京大学教養学部教養学科、1985年同理学部物理学科卒。カナダ・マギール大学哲学科・物理学科修士課程を経て、1992年博士課程修了。Ph.D(高エネルギー物理学専攻)。ミステリー作家、湯川薫という別の顔も
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
18
虚時間という考え方は(その発想の経緯からして当然ではあるが)人工的に過ぎたという結果だったが、そもそも時間や空間の設定自体が人為的なものでありその裏をかくようなところが、個人的には魅力的な考えだと思った。私たちの直感は私たちのスケールに見合った直感であり、それが桁違いに小さいもしくは大きいものを考えるときには役に立たない。その中で不確定性原理だけは地味に崩れなかったりして、だからこそ膨張するエントロピーの方向へ向かって生きている私たちが、宇宙がすべて解明されてしまうという収縮期を経験せずにいられるのかも。2016/05/12
jjm
12
虚数も虚時間も人間が具体的に認識できるものではなく、計算上の単なる操作であると自分を納得させれば、もう不思議だとは思わなくなる。(と思う)
fseigojp
9
ファインマンは量子力学を作り直していたなんて 虚数時間とも関連していた2019/12/08
中島直人
6
(図書館)読了。頭の体操をしてみる。2019/04/20
mstr_kk
5
強い興味をもって読みはじめたのですが、難しかったです。今回はっきりしたのは、竹内薫さんの文章は僕にはわかりにくいということでした。内容が難しいから理解するのが困難でも仕方ないとはいえ、「できるだけわかりやすく解説しよう」とするときの竹内さんのやり方は、僕とはちょっと合わないのです。相対性理論については調べたので前半はまだついていけましたが、後半はちんぷんかんぷんでした。2015/10/03