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内容説明
人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探究がこれから始まる。周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。「人間らしさとはなにか」という究極の問題に挑む。知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。
目次
序論―見えない「賢さ」をロボットで探る
0 子ども部屋の扉を開けて外へ―世界の認識
1 意味を取り出すためのハード―身体
2 学習する身体―脳
3 世界との関わりの中で揺らぐ自己の境界―カオス
4 環境との相互作用の第一歩―感性
5 人の心を探るロボット―心理
6 知能を持つロボット―知能
7 社会に参加するロボット―社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
18
#感想歌 ロボットの三原則をどう守る危害加えぬ自動運転2017/09/10
onaka
6
どのような条件が整ったら機械に自己意識や心を宿らせることができるのか?人間の知能の働きをどうすれば理解できるのか?そんな疑問にシステム論的なアプローチで迫る知能ロボット研究は、哲学的にスリリングで、わかっていることがまだ全然少ない分、ワクワク感があって滅法面白い。本書で研究者たちの多様な視点がざっくり見渡せるが、それぞれの視点を掘り下げ、かつ、この10年の進展についてもっと知りたくなった(10年前の本なので)。2014/09/24
やす
3
軽く読めた。 ないようはまあまあ2020/04/21
蝎虎
1
明日石黒さんに会うのでその予習。2012/10/22
Humbaba
1
ロボットに知能を持たせる.その目的を達成するための最初の一歩はそもそも知能とは何であるのかを知ることである.いったい人はどのような行動に対して知能があると感じるようになるのか.人間であれば数年で新しい方法をゼロから学べるが,ロボットがそれを行うことは非常に難しい.2009/11/05