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内容説明
光の速さ、石油の埋蔵量、地球の平均気温、会社の価値、人間の知恵、運動神経、星の年齢はどのようにはかるのか。人間、もの、地球、情報、環境、社会の視点から世の中のさまざまな現象をはかってみると、いままで知らなかった自然の原理が見えてくる。
目次
第1章 はかる歴史
第2章 人間をはかる
第3章 ものをはかる
第4章 地球をはかる
第5章 情報をはかる
第6章 環境をはかる
第7章 社会をはかる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totssan
1
かなり多くの分野のさわりを紹介する。ちょっと広すぎて、せっかくの楽しく興味をそそる各項がもやもやしているかも。もう少しページ数を増やして(400pくらいが良い)説明をその分増やすと良い。あと、一般向けに書かれているが、数式の文字をそのまま「文字」で記されるとむしろ不明になる。ルートの中に「平均値」とか入れずにxバー、とかσとかギリシャ文字を使用し、式の後に、記号の説明を入れた方が小中高生にもわかりやすい。さすがにそこまでアレルギー反応は示されないと思うがどうか?2022/09/13
桔梗屋
1
人類の文明は「はかる」ことによって築き上げられてきた、と言っても過言ではなかろう。副題の「はかれるものはなんでもはかろう」は、ガリレオ=ガリレイの言葉ですって。エラトステネスが地球の大きさを、測ることによって知ろうとしたのをはじめ、「そんなもの、わざわざはからなくても」と当時は思われていたものでも、はかろうとする過程で新たな知識が積み重ねられる結果となったりもしただろうし。トピックは自然科学や工学だけでなく、人文科学の範疇にまで及んでいて、非常に興味深かった。ただ、刊行2004年だしな…改訂版出てほしい。2020/08/12
Pikatyuagarden
1
・ガリレオ:はかれるものはすべてはかろう、はかれないものは、はかれるようにしよう ・光、フィゾー、歯車 ・TEM、加速電子 ・14C ・車衝突実験、55km/h、12m ・地球の直径、シエネの井戸 ・星間、近い、三角測量、遠い、ヘルツシュプルング-ラッセル図 ・無量大数、塵劫記 ・地域危険度測定調査結果 ・貸借対照表、損益計算書2016/03/11
yzw
0
計れるもののことしか書いていない。もっと測れないものを測りたいね。2013/01/30
naoto
0
"はかる"をテーマにした、コラムっぽい感じの本。図る、計る、測る、量る、謀る、諮る…いろんな"はかれ"があるよねぇ。2012/10/27