ブルーバックス<br> 筋肉はふしぎ―力を生み出すメカニズム

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ブルーバックス
筋肉はふしぎ―力を生み出すメカニズム

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  • サイズ B40判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062574273
  • NDC分類 491.363
  • Cコード C0247

出版社内容情報

筋肉エンジンは使えば使うほど発達し、計り知れない力を生みだす。そのアクセルは人間の意志だ。ふしぎに満ちた筋肉の仕組みを解説。使えば使うほど性能がアップする「筋肉エンジン」!

計り知れない力を生み出す「筋肉エンジン」のしくみに迫る
絶えず自動的にリニューアルされているばかりでなく、使えば使うほどバージョンアップされていく筋肉。そのはたらきをエンジンになぞらえれば、アクセルはなんと人間の「意志」なのだ。「身体」の化学反応を「心」がコントロールする、なぞに満ちた筋肉活動のしくみを最新の知見を交えながらやさしく解説した入門書。

「筋肉」にまつわるさまざまな「ふしぎ」
●いくら使ってもすり減らない!
●何も考えていなくても身体は倒れたりしない!
●トレーニングを始めると、10分後には筋肉に変化が現れる!
●筋肉を構成するタンパク質分子は、その重量の1億倍の力を発生する!

第1章 筋肉の燃料の製造と供給のふしぎ
第2章 筋肉の部品がいくら使ってもすり減らないふしぎ
第3章 筋肉エンジンが動力を発生するメカニズム
第4章 筋肉が自由意志によって動くふしぎ
第5章 筋肉が使えば使うほど発達するふしぎ
第6章 筋肉エンジンの性能がトレーニングにより向上するふしぎ
第7章 下等動物における筋肉の“超能力”のふしぎ
第8章 心臓はなぜ肥大するか
第9章 心臓停止による突然死はどうして起こるか
第10章 健康増進のための運動


杉 晴夫[スギ ハルオ]
著・文・その他

内容説明

計り知れない力を生み出す「筋肉エンジン」のしくみに迫る。絶えず自動的にリニューアルされているばかりでなく、使えば使うほどバージョンアップされていく筋肉。そのはたらきをエンジンになぞらえれば、アクセルはなんと人間の「意志」なのだ。「身体」の化学反応を「心」がコントロールする、なぞに満ちた筋肉活動のしくみを最新の知見を交えながらやさしく解説した入門書。

目次

第1章 筋肉の燃料の製造と供給のふしぎ
第2章 筋肉の部品がいくら使ってもすり減らないふしぎ
第3章 筋肉エンジンが動力を発生するメカニズム
第4章 筋肉が自由意志によって動くふしぎ
第5章 筋肉が使えば使うほど発達するふしぎ
第6章 筋肉エンジンの性能がトレーニングにより向上するふしぎ
第7章 下等動物における筋肉の“超能力”のふしぎ
第8章 心臓はなぜ肥大するか
第9章 心臓停止による突然死はどうして起こるか
第10章 健康増進のための運動

著者等紹介

杉晴夫[スギハルオ]
1933年生まれ。東京大学医学部助手を経て、米国コロンビア大学医学部および国立保健研究所に勤務ののち、1973年より帝京大学医学部教授。専門は筋収縮の生理学。日本動物学会賞、日本比較生理生化学会賞等受賞。国際生理科学連合筋肉分科会委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

22
40年間筋肉を研究し続けてきた著者ということで学問的なところから身近なところまで、人から虫の筋肉までと幅広く扱っていることに驚く。機械に例えると常に新品の部品に取り替えながら使用具合に合わせて改良していくという構造は説明されるとさらに驚いてしまう。心臓が突然停止する原因についても筋肉に着目して解説しており、血管が細くなる→より強い力で血液を送らないといけない→心臓がどんどん肥大化するという悪循環がよく分かった。著者が学生時代は「興奮性」なる謎の要素が考えられていたというのもなんだか面白かった。2022/01/06

kaizen@名古屋de朝活読書会

18
#説明歌 筋肉の燃料ATP通貨牧野堅が構造解明 筋肉の部品新品交換だタンパク質はリボソーム作2017/09/09

toshio

9
わずか10nmの滑りが、筋収縮の正体とは!?ちりも積もれば山となるとは、このことですね。筋トレ、再加熱中にもっと知識広げていきマッスル。2018/02/06

ぴすきど

2
分子レベルの筋肉の構造や、再生方法など多岐にわたる話を分かりやすくまとめてあり非常に読みやすかった。ただ、筆者が分かりやすいようにと、持ち出した喩えが今ひとつぴんとこないものがいくつかあって、すこし残念。この手の本はあまり出版されていないので貴重だと思う。【再読する価値あり】2010/11/17

Nozaki Shinichiro

1
筋肉が動くメカニズムについて。エネルギーの生まれ方は聞きますが、それが機械的な力になる過程って知らんかったなと。確かに筋肉はふしぎでした。直接トレーニングには役にたたなそうですが、より筋肉を身近に感じられるようにはなったかも。2015/11/13

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