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内容説明
バルコニーから墜落する。階段から転げ落ちる。ちょっとの段差で転ぶ。風呂場でおぼれる。建具に噛みつかれる。ガラス戸にぶち当たる。建材から発散される化学物質でシックハウス症候群になる。…どこよりもホッとできるはずの「わが家」が死亡事故や病気の原因になっている!安全で健康な「わが家」にする78のチェックポイント。
目次
第1部 ケガをする家(わが家での事故はこんなに多い!;高い所から落っこちる;階段から転がり落ちる! ほか)
第2部 病気になる家(シックハウス症候群とは?;シックハウスの原因は?;シックハウスはなぜ急増したのか ほか)
第3部 安全で健康なわが家にする78の対策(わが家を安全にする46の対策;わが家をシックハウスにしない32の対策)
著者等紹介
直井英雄[ナオイヒデオ]
東京理科大学工学部第二部教授。工学博士。1944年生まれ。1973年、東京大学大学院博士課程修了。(株)綜建築研究所副所長を経て、1979年、東京理科大学工学部第二部助教授。1991年より現職。1992年に「建築日常災害に関する一連の研究」に対して日本建築学会賞(論文)受賞
坊垣和明[ボウガキカズアキ]
独立行政法人建築研究所研究調整官。工学博士。1949年生まれ。1973年、北海道大学工学部卒業後、建設省建築研究所に入所。日本建築学会『室内化学物質空気汚染調査研究委員会』副代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとー
2
家を建てる時には、シックハウスにならないように建材などに気を付けること。新築は完成後すぐに住まないこと。換気をすること。2015/01/17
くらぴい
1
化学物質(塗料等)が家の命を縮めているという話です。2007/01/19
Paraiso☆ミ
0
良著。家に関する本は、ハウスメーカの批判に偏っていたり、科学的根拠のない主張のオンパレードだったりとイマイチなものが多い。この本からはそういった偏向は一切感じなかった。エビデンスもしっかり記載されている。流石は講談社ブルーバックス。惜しむらくは発行から約20年が経過してしまっていること。新知見を取り込んで改訂されればさらにお勧めしやすい書籍になると確信するのだが。2022/09/02
bittersweet symphony
0
先日読んだ「民家のしくみ」での、伝統建築と環境とのかかわりのまとめの手際がよかった坊垣和明さんの他著作を探して出てきたのがこちら。前半は住宅の転落・衝突・溺水などに対する物理的な安全対策を述べる直井英雄さんの文章、後半がシックハウスの現況・対策等についての坊垣さんのそれでした。原著が2003年なのでシックハウスについてはちとタイムラグがある内容にはなっています。2009/02/06