ブルーバックス<br> ミトコンドリア・ミステリー―驚くべき細胞小器官の働き

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ブルーバックス
ミトコンドリア・ミステリー―驚くべき細胞小器官の働き

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  • サイズ 新書判/ページ数 364p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573917
  • NDC分類 463.3
  • Cコード C0245

内容説明

高校の生物の教科書にも登場するミトコンドリア。細胞内で酸素呼吸をして生体エネルギーを供給する、このちっぽけな細胞小器官は、動物の細胞の中では核以外で唯一自分だけのDNAを持ち、父親の遺伝情報はいっさい受け取らない。近年、このミトコンドリアが、癌や生活習慣病、老化に関係していると疑われている。はたして、ミトコンドリアにかけられた重大疑惑は真実なのか。

目次

第1章 ミトコンドリアとは何か
第2章 ミトコンドリアはどこからきたのか
第3章 ミトコンドリア―危険なエネルギー工場
第4章 癌ミトコンドリア原因説の真偽
第5章 癌ミトコンドリア原因説との対決
第6章 ミトコンドリアと母性遺伝
第7章 ミトコンドリア病で下された有罪判決
第8章 ミトコンドリアの謎を解くモデルマウス
第9章 老化とミトコンドリア
第10章 功妙に隠されていた驚異の連携防衛網

著者等紹介

林純一[ハヤシジュンイチ]
1949年、函館市生まれ。72年、東京学芸大学卒。77年、東京教育大学大学院・博士課程修了、理学博士。同年、埼玉県立がんセンター研究所、研究員。88年、主任研究員。85年~86年、テキサス大学健康科学センター・ダラス校、客員研究員。93年、筑波大学・生物科学系、助教授。98年より教授。2002年より、筑波大学・生物学類長。筑波大学生物学類のオンライン月刊誌「つくば生物ジャーナル」編集委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Matoka

21
面白かった。ミトコンドリアがアポトーシス実行の司令塔的な役割を担っているとか、個体や細胞が死んでも行き続け他の細胞に移植すると活力を取り戻す、とか。すごいな、ミトコンドリア。mtDNAという単語も覚えたぞ。2017/06/02

びっぐすとん

19
興味深いけど難しかった。なんとなく記憶に残ってるミトコンドリアという名前。元は他の生物で、我々真核生物にパラサイトしてるというのも習った気がする。とにかく不思議な存在だということはわかった。文を補足するはずの図が難しくて余計混乱した。研究者も大変。所属する企業、機関の目的にあった研究をするために自分の希望する研究テーマを諦めたり、失敗や先の見えない不安感や世界中での競争などもある。しかし失敗が思わぬ助けになったり、意に添わない研究が自分の研究に役立ったり。ミトコンドリアって不老不死なんだって、恐るべし。2022/11/05

文章で飯を食う

12
面白い。ミトコンドリアの働きも面白ければ、筆者の謎解きも面白い。意にそまぬ、ガン研での研究から、その後の研究につながる武器を手に入れ、後の快刀乱麻の研究は見事。論敵の難癖を正面から実験結果でやっつけて行くのは、素敵だ。筆者も書いているように、前半のガン研での悪戦苦闘が後半の快進撃を支えているのだ。2016/09/18

中島直人

11
著者のミトコンドリアにかける想いがひしひしと伝わってくる感じ。ブルーバックスらしく、読みやすく、また面白く読める。2017/06/02

hanagon44

9
生物を系統だてて学んだことがなく独学だけですが,ワクワクしながら読みました。細胞内の現象の,何かの意図や意志ではない多分に確率的なものが,一生物としての全体の状態を規定する不思議さに改めて感じ入りました。また生命現象を科学的に解明する研究者のエキサイティングで研ぎ澄まされた知性や感覚の切り開くフロンティアの崇高さに圧倒されました。大御所の欧米の研究者を相手に一歩も退かず,研究者として自らの導き出した研究成果で堂々と渡り合う姿にも,感動しました。あとに続く日本人研究者を応援する日本であってほしいと思います。2015/06/14

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