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内容説明
「金属」と総称される物質の特徴とはなんでしょうか。金属光沢、丈夫さ、電気や熱をよく伝えるといった性質はどうして生じるのでしょう。いつ、どうやって金属元素はこの宇宙に誕生したのでしょうか。こうした物理的な基礎にはじまり、鉄やアルミニウムのような身のまわりにあふれた金属の精錬の原理から加工法、形状記憶合金やアモルファス金属などの先端素材の製法や応用技術、生活の中で重要な位置を占める金属製品の作り方、さらには生命と金属のかかわりにいたるまで、金属に関するさまざまな話題をひろってやさしく解説します。
目次
第1章 金属の基礎知識
第2章 それぞれの金属にせまる
第3章 特殊な金属材料
第4章 産業に見る金属
第5章 生活の中の金属
第6章 生命と金属
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
4
原子がそもそもどうしてできたのか宇宙の成り立ちから、金属の性質、それらが身の回りでどのように使われているかまで網羅した良書。金銀銅の感じの成り立ちまでコラムで言及されていて感動した。人をはじめ生物にも微量ながら、必要不可欠な役割を担っている。銀の三価イオンをつくるために銅の二価イオンが活用するセルロプラスミンなる酵素があるらしい。生物進化はやはり人知の先を言っている、というか 利用にあたってはそれが何か解明しなくても全然問題ないんだなぁと思いつつ。2019/12/03
takao
3
ふむ2024/04/30
本まーちゃん
1
そうなんだワード:クラーク数。金色に見える理由。炎色。添加元素が鋼やアルミニウムに及ぼす影響。銅鉱石、顔料。粉ミルクに銅と亜鉛が添加されている。クーパーペア。レアメタルの用途。2022/07/20
naoto
0
さすがブルーバックス、新書でこれだけの内容を盛り込むとは。金属について大概のことはカバーしてるんじゃないかな?基本的には電子が取れて陽イオンになるヤツが金属幻想的なわけだな。2014/02/03
禿頭王
0
金属元素の話から具体的な金属の性質・精錬方法・利用法、さらには金属の利用法までがコンパクトにまとまっています。金属に関する一般教養として、読んでおいて損はありません。少し古い本ですが、今でも十分に通用する入門書です。2020/01/24