ブルーバックス<br> 「あいまいさ」の物理学―秩序と無秩序の間をとらえる新しい試み

ブルーバックス
「あいまいさ」の物理学―秩序と無秩序の間をとらえる新しい試み

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  • サイズ 新書判/ページ数 243,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062571593
  • NDC分類 420
  • Cコード C0242

内容説明

私たち人間が、事物を知覚し、認識する時は、無秩序な刺激の相互作用からある秩序を読みとっている。だが、身のまわりの世界は、一筋縄ではとらえきれない。対称性とその破れ、情報とエントロピー、量子法則、散逸構造、相転移…。自然界と物質の構造、力の働きとそのふるまい、これらを追究してきた物理学の言葉で私たちの知覚現象を考えると、いったい何が見えてくるのか?秩序と無秩序の間―「あいまいさ」を鍵に、芸術、音楽までをも視野に入れた、世界の新しいとらえ方に、イタリアの気鋭の物理学者が挑む。

目次

第1章 あいまいさ―人間と自然構造との文化的関連において
第2章 自然構造
第3章 科学・知覚・芸術における対称性とその破れ
第4章 エントロピーと情報
第5章 あいまいさの力学
第6章 結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

1
物理学を学んだことはほとんどないので一応読みながらも理解できないところは飛ばしつつ。事物の知覚が無秩序(とその秩序化)を必要としていることから主に20世紀の物理学が明らかにしてきた無秩序と秩序の転換過程の理論を解説しながら、そこに現れる「あいまいさ」を明らかにする。そこから絵画(主にだまし絵)や詩、音楽、図などに見られる対称性と非対称性を物理学のモデルによって捉えていく。「美」に関して非常に無垢な感じがするが、問題の所在の確認のために。2014/05/23

Nobuya

0
本当に難解な内容だった。正直、ほとんど理解できなかった。2015/10/12

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