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出版社内容情報
【内容紹介】
進化論は確率で解く問題である。
利己的遺伝子という考え方がある。遺伝子は、あたかも「意思」があるかのごとく、自らの生き残りのみを考えて「戦略」的に動くというのだ。しかし、遺伝子の意思・戦略と言われているものは、単に確率と偶然で語られるべきではないのだろうか。新しい種が誕生する確率、生き残る確率、反映する確率は、数学的思考法(それもごく簡単なもの)で見事に答えを導きだすことができる。では、進化におけるそれぞれの問題は、どのような数学的思考法で解決できるだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
3
タイトル通り進化について数学的に論じた本。 じっくり読めば理論の基礎について一通り学べる。2024/02/04
PapaShinya
0
"進化ゲームと微分方程式"の版を改める際、旧版にあったイントロの部分を全部削除し、それに加筆して初学者向けの入門書にされた"Games of Life"の日本語訳。表紙のCGがイタすぎて古臭い本に思われるが、(実際古いんだが、入門書なんでソコから入るでしょ)丁寧に書かれた良書。数学でみたというタイトルに惑わされるな。数式は出てこない(けれど、全部微分方程式で表現はできる)し、ゲームの理論も囚人のジレンマまでで、進化ゲームの理論までいかない。ので、初学者でも安心して最後まで読める。 2024/01/05