講談社+α文庫<br> 江戸の殿さま全600家―創業も生き残りもたいへんだ

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講談社+α文庫
江戸の殿さま全600家―創業も生き残りもたいへんだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568692
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

内容説明

どうして大名になれたのか!?どうして存続できたのか!?どうしてお取り潰しになったのか!?移封、加増、減俸は、どのように行われたのか!?殿さま同士の隠された関係とは!?幕末まで続いた300藩だけでなく、関ケ原の戦いあたりを始まりにして途中で消えた藩を含む江戸全600家を網羅し、貴重な系図も満載。そこからは、意外な人間ドラマが見えてくる。

目次

序 どうして時代劇は戦国時代からあとばかりなのか―日本的組織は信長・秀吉・家康の発明
第1章 織田家と松平家の創業物語に日本社会の秘密がある―中世の黄昏に尾張と三河ですべては始まった
第2章 苦労人信長の集めた実力派家臣団―生え抜き社員より中途採用優先
第3章 豊臣秀吉に仕えた武将と官僚―新しい経営理念が古参社員に浸透せず
第4章 徳川・松平家の御親戚集合―社長の子だくさんこそ繁栄の秘密
第5章 譜代大名の忙しい転勤―戦死者の子孫への手厚い配慮
第6章 関東武士の残党たち―武田武士や今川旧臣も積極活用
第7章 一族重臣の扱いに悩み続けた東北の名門―征服者たちの子孫がまた征服されて
第8章 大航海時代の夢に生きた西日本の豪族―鋭い国際感覚の遺伝子

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業。フランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通商産業省大臣官房情報管理課長などを経て、評論家・テレビコメンテーター、徳島文理大学大学院教授。現実の政治や経済についての豊富な経験から歴史の謎を鋭くユニークに分析する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ホークス

21
大名600家の盛衰を「信長ゆかり」など出自別に超ダイジェストで解説。錯綜振りが暴力団の抗争史に似ている。戦国経験者没後、子孫は「金持ちのボンボン化」して自滅が増える。家臣は「お家大事」のためバランスを崩す様な変化を避けがちとなり、問題の隠蔽・先送りが常態化して不祥事が頻発する。いずれも今の企業や個人に通じる話で興味深い。大河ドラマは誰も彼も超人として描くが、皆々人並みの欲望を持った凡人である。託される側と託す側が、互いに依存しながら蔑み合うスタイルは、この国らしいバランス法かもしれない。2017/12/24

kino

0
詳しく、また家系図がたくさんあって良い。2012/10/14

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