内容説明
人々を幸せにするための「経済」、経済を円滑に動かすための「お金」。現在この2つが私たち日本人を不幸にしています。「バブル景気の崩壊」「失われた10年」「未曽有のデフレ」…。景気の後退とともに、いつの間にか私たちの心までもがボロボロになってしまいました。そこで暗くなりきってしまった日本経済を何とかしようと私、森永卓郎が立ち上がったのです。経済の基本から裏側、そして日本の未来まで、私といっしょに考えてみませんか。
目次
第1章 大疑問日本経済は本当に再生することができるのか?(日本の経済を再生させるために「構造改革」は本当に必要なの?;リストラで人が少なくなったから、ウチの会社もサービス残業ばかり。リストラって本当に必要なの? ほか)
第2章 金融がわかると経済が見えるワンランク上の経済学(日本銀行とは、いったいなにをする銀行なんですか?;日本銀行が決める公定歩合ってなに?どうして公定歩合の数値が、経済にとって重要なの? ほか)
第3章 自分の大切なお金を守るためのヒント(超低金利時代でも、預貯金で大丈夫ですか?そのほかの金融商品ではどうでしょう?;ご近所でも評判の株式投資って、なんですか? ほか)
第4章 ズバリ!日本経済はヨーロッパ型市場を目ざせ!(ヨーロッパ型の市場ってどんな市場?ヨーロッパ型の市場になるとどんないいことがあるの?;みんなが恋愛すると景気がよくなるってホント? ほか)
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年、東京都に生まれる。1980年、東京大学経済学部経済学科を卒業後、日本専売公社に入社。経済企画庁総合計画局などを経て、現在はUFJ総合研究所の経済・社会政策部部長兼主席研究員。マクロ経済、計量経済、労働経済、教育経済が専門分野。テレビ朝日系「ニュースステーション」の経済解説でもおなじみ
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