内容説明
飛行機にスピード違反はあるのか。自動操縦のとき、機長は何をしているのか?フライト中の機長の食事やトイレは、乗客とちがうのか?やっぱり奥さんはスチュワーデスがいいのか?乗客の誰もが抱く疑問の数々に飛行歴三十数年のベテラン機長がユニークな体験談で答える。プロペラ機の時代から、ハイテク機の今日までの、機長しか知りえないコックピットの裏話。
目次
プロローグ 飛ぶ!雲上のパラダイス
第1章 沈黙のコックピット
第2章 オートパイロット
第3章 ジェット機の速さと入道雲の恐さ
第4章 空の仁義
第5章 てんやわんやのVIPフライト
第6章 飛行機雲と煙草の煙
第7章 名キャプテンの腕と精進
著者等紹介
田口美貴夫[タグチミキオ]
1940年、埼玉県に生まれる。1963年、航空大学校を卒業し、日本航空株式会社に入社。1971年に機長に昇格し、主として東南アジア路線、欧州路線を飛び、ホノルル、バンコク、デュッセルドルフ、ワルシャワなど、多くの都市を訪れた。天皇皇后両陛下や、皇太子浩宮さま、海部元首相などのVIPフライトも経験してきた。これまでの飛行距離は700万マイル以上におよび、今なおジャンボ機の現役機長としてその距離をのばしている
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感想・レビュー
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*takahiro✩
4
今度は日航の機長。やっぱり空を飛ぶ仕事は羨ましい。風邪が悪化して外に出られない週末。Amazonでポチって一気に読み終わりました。キャビンどころかコクピットでまでタバコを吸えたとは驚き。今ならタバコを吸うやつはとんでもないバカと軽蔑するけど、そういう時代の話でした。2019/03/24
shigoro
4
子供の頃に憧れた職業の1つであり、カッコイイイメージが付きまとうが、意外と飛行機を操縦する以外の仕事は知られていない。操縦するにもコックピット内の様子、飛行士訓練の内容や、外国へ行った先での様子、離着陸の時のアクシデントや危険性など、知らないことだらけで、興味本位を掻き立てられた。高給取だし、美人なスッチーと結婚できる確立高いし、やっぱりうらやましい職業だな。 2011/07/30
Kaedina
2
霧のサンフランシスコに着陸できなかった理由がこの本でようやく分かった。自動着陸できるカテゴリーの差のだったんですね。旋回を続ける機内から霧の合間に見えるアメリカの航空会社の着陸機を「なんで?」と思いながら見ていたが、その時の機内ではそんな説明はなしだった。それが分かっただけでも読んだ価値あり。 JALがフラッグシップで良い時代にパイロットをされてたんだなあ。田口さん。2012/03/23
エフ
1
臨場感があり、興味津々で読み進めました。2016/10/24
のげぞう
0
機長として乗務した様々な経験を綴ったもの2017/05/08