内容説明
ハッブル宇宙望遠鏡をはじめ、ウフル、アイラス、コービーなど、NASAの歴代の観測衛星は、超新星爆発の神秘的な画像、ブラックホールの発見、宇宙誕生のビッグバンの証拠など、それ以前の地上の天文台による観測ではえられなかった驚くべき宇宙の姿を人類にもたらした。一方、水星、金星の探査にむかったマリナー10号や、太陽系を脱出して飛行中のパイオニア10号、11号、2001年に初めて小惑星に着陸したニアなどの探査機は、地球外生命の発見や有人探査の夢を広げてくれる。
目次
第1章 カラー NASA宇宙天文台がとらえた宇宙の神秘
第2章 太陽系探査機は征く(太陽探査―「太陽震」の発見;小惑星探査―史上初、ニアが小惑星に軟着陸 ほか)
第3章 神秘の深宇宙探査(ブラックホール―巨大エネルギー源の主役;クエーサー―「活動銀河の中心」説が有力 ほか)
第4章 「宇宙の果てと、始まり」探査(宇宙最深部を探る―生まれたての銀河、最果ての超新星;宇宙背景放射―コービーがとらえたビッグバンの証拠 ほか)
第5章 NASA宇宙探査のヒーローたち(チャンドラーX線天文台(CXO)
ハッブル宇宙望遠鏡(HST) ほか)
著者等紹介
中冨信夫[ナカトミノブオ]
1949年、東京都に生まれる。宇宙工学アナリスト。米国クラーク大学、カリフォルニア工科大学大学院を修了。専門は画像工学、宇宙航法、誘導制御。理学・工学博士。NASA/SRI特別科学研究員。宇宙科学・工学をテーマに執筆・講演活動を行うとともに、宇宙科学映像プロデューサーとしても活躍
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