内容説明
解剖のこと、天気のこと、数学のこと、チョウのこと、イカのこと…考えれば、みなすべて深遠な哲学に到達する。SF界の巨匠が、専門用語ではない開かれた言葉によって、科学の第一線で活躍する人たちに「最先端のいま」を鋭く問い、学問の真髄を追究し、科学の面白さと奥深さを知る。
目次
第1章 科学哲学者・村上陽一郎さんと「哲学する科学者待望論」のはなし
第2章 解剖学者・養老孟司さんと「脳ミソを哲学する」はなし
第3章 JT生命誌研究館副館長・中村桂子さんと「生命の歴史を読み解く」はなし
第4章 動物行動学者・日高敏隆さんと「動物たちの言いぶん」のはなし
第5章 数学者・森毅さんと「頭のなかの回路」のはなし
第6章 気象学者・根本順吉さんと「地球の百葉箱」のはなし
第7章 理論物理学者・佐藤文隆さんと「星を見ずに星を語る人」のはなし
第8章 イカ学者・奥谷喬司さんと「前衛的なイカの生態」のはなし
第9章 評論家・立花隆さんと「科学の未来を覗く」はなし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aaboo
1
あっさりとした対談だった。2018/09/09
樽
0
タイトルに偽りあり!『脳』ってつけば売れるってこと?まんまとはまった私ですが、イカの生態の話は面白かった。2016/01/24
てつじ
0
科学って面白い2014/06/23
ata3
0
いろいろ知らないことがあって楽しいな。2011/07/13
akiu
0
筒井御大と様々な分野の専門家による対談集。幅広いですが、それぞれの分野についてはボリューム不足です。御大の受け答えも「ほぉ、そうですか」で終わってたりして、話が発展していない。もちろん知らないことも多かったので、あくまでも一般教養本て感じかな…。元が1995年だから、ヒトゲノムなど古い話があるのは仕方ない。個人的には、佐藤文隆の先端科学に関する話が興味深かったです。2010/03/10