内容説明
「ピス健」「二丁拳銃の健」「いけいけの健」と若い頃あだ名され、鶴田浩二襲撃事件、福岡事件、大阪戦争など、数々の山口組抗争史に名を残す三代目山口組若頭・山本健一。「日本一の親分」田岡一雄の「日本一の子分」をめざし、その後継者として山口組四代目を目前に他界した伝説の極道の、剛毅にして繊細、波瀾万丈の生涯を、関係者の証言と綿密な取材で描く。溝口敦の山口組シリーズ第3弾。
目次
序章 「日本一の子分」に生きて
第1章 国敗れて破れかぶれ
第2章 田岡の盃で東奔西走の日々
第3章 吹きつのる「壊滅作戦」の嵐に
第4章 全国を相手どる新若頭
第5章 第一次大阪戦争で「両雄並び立たず」
第6章 ベラミ事件に山健組三羽ガラスの参戦
第7章 大阪戦争勝利の後の苦い服役
第8章 田岡死して囚われの身の無情
終章 奔馬果つ―殉死と非命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せつお
8
「仁義なき戦い」で梅宮辰夫さんが演じた岩井のモデルになった山本健一氏をテーマにした作品 現在、ヤマケン派だったものは「神戸」へ、心情的に一和会に近かった「弘田組」出身の司忍が「六代目山口組」のトップになったことを考えたとき、田岡一雄、山本健一相次ぐ死が40年以上山口組に混乱をもたらす一因だったのは歪めないねぇ
kinupon
7
ヤクザには人間的魅力がある人が多いと聞きますが、この人もそうかもしれません。ヤクザではなく一般人であったらと思います。もっと違う生き方もあったのかもしれませんね。2013/07/21
かんぞ
0
う~ん2017/07/18
Satoshi Deno
0
名前だけ知ってた2013/09/17
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