内容説明
最新の栄養学に基づく、身体に望ましい家庭料理を提唱する料理・栄養学研究家の丸元淑生が、栄養学の地見から現代の食事の問題点を検証する。近年、急速に欧米化した日本の食は、栄養的にもすぐれた伝統的な食事から懸け離れてしまった。われわれが何を食べるべきかの選択は、身体と精神に大きな影響を及ぼすだけでなく、地球全体の環境と経済にも深く関わる事柄であることを栄養学は警告している。『生命の鎖』に最新データを加えて文庫化。
目次
第1章 農民のいない農業
第2章 肉がコメを減らしていく
第3章 自分を守る食事が地球を守る
第4章 日本的食事が注目される理由
第5章 住みよい都市の条件
第6章 われわれは何を食べるべきか