内容説明
理屈をこねず、誰にはばかることなく、好きなジャズを好きなだけ聴く、ジャズ漬けの生活の幸せ!!本音100%理屈0%、名調子の解説で、気になる名盤490枚をジャケット写真入りで紹介。楽しいジャズへの扉を開いてくれる寺島流JAZZ快楽宣言。
目次
口絵 アーティスト別名演・名盤コレクション(ビル・エバンスにジャズ・ダンディズムの極致を見る;ジョニの囁く歌声に男はみんなメロメロになる;“ロリンズ節”を聴かずしてロリンズを語るなかれ ほか)
激情JAZZ評論(「ヒモ付き」とはよくぞ言いたり!ウィズ・ストリングスはジャズ・メンの余興である;運河の臭いのするエバンス工房のぼくは社長である;「演歌、流行歌、ジャズEP、200円から」ダンボール箱から見つけたペッパーの好演EP盤 ほか)
本音のリクエスト・ノート(ピアノ・トリオを聴く40枚;ソロ・ピアノ愛聴盤8枚;モード・レーベルの神髄この8枚 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kajitt22
15
ジャズ喫茶のオーナーマスターだった著者の自分流ジャズエッセイあるいはジャズガイド。最初に「こんなジャズの聴き方をするファンもいるんだという感じでお読みいただければ」と低姿勢で書きだしているが、世に言う名盤をメッタ斬りでさわやかだ。格調高い油井正一氏のジャズ評論とは好対照。自分を耳を信じて何の迷いもない。2019/06/03
瓜月(武部伸一)
4
購入後およそ20年ぶりで完読。しおり替わりに挟んであった43歳当時のエアロバイク記録票が笑える。ジムで漕ぎながら読んでいたのであろう。当時は若いころ貧しく買えなかったジャズのレコードを、ようやくCDで買い揃えることが出来る喜びを感じていた頃。カラーの口絵にあるジャケット写真を見ながら、ビル・エヴァンス、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、マイルスなどなど順にコレクションした。著者の寺島靖国さんは吉祥寺の有名ジャズ喫茶「メグ」を経営していた評論家。僕が店を訪れる前2018年「メグ」は閉店した。心残りである。2024/03/19
Norimasa Saito
3
ジャズは広くて、深い。ジャズに精通している友人から薦められた本。音楽は自分自身を豊かにしてくれる。時間をかけてじっくり自分のジャズを探していきたい。2013/10/06