出版社内容情報
【Editorによる解説】
この「スヌーピーのもっと気楽に」のシリーズは、<講談社+α文庫>にとって、画期的な企画でした。全5巻で70万部を超え、いまなお売れ続けているのですが、じつは、「ピーナッツ」をもっと大人にも読んでほしいと思ったことがはじまりでした。訳者の谷川俊太郎さんも、同じ考えでした。
そのために、マンガをテーマ別に編集し、「ピーナッツ」の新しい読み方を打ち出したいと思い、日本を代表する臨床心理学者の河合隼雄さんに<解説>を書いていただきました。河合さんは現在、小泉内閣で文化庁長官をつとめていらっしゃいます。その河合さんの<解説>を読んでいただくと、よくわかるのですが、「ピーナッツ」がどれだけ深い内容をもったマンガかが、より一層、明らかになりました。
そう、「ピーナッツ」は、人が生きるのに欠かせない「生きる知恵」の宝庫なのです。「生きる力」を与えてくれるマンガなのです。
人間関係、家族関係のもつれやぎくしゃくに悩むとき、ルーシーの過激なひとことで目が覚めるかもしれません。スヌーピーの達観した物言いに救われることもあるでしょう。ものごとがうまくいかないとき、ペパーミント パティの発言に気が軽くなる人もいるでしょう。
作者のシュルツさんの哲学でもあると思うのですが、人が人らしくあるために、自分が自分らしくあるために、スヌーピー、チャーリー・ブラウン、サリー、ルーシー、ライナス……みんなが力を貸してくれるのです。
「スヌーピーのもっと気楽に」は、自分を見つめるため、自分の心と対話したいときに読んでほしいと思います。
(出典:日本のスヌーピーの公式サイトwww.SNOOPY.co.jp「イチオシ文庫」)
感想・レビュー
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momogaga
わった
安国寺@灯れ松明の火
ユースケ
jun_dm