内容説明
エアバス(中華航空)は、なぜ墜ちたのか。操縦のハイテク自動化時代、二重三重の安全システムがありながら、人為的ミスによる新しいタイプの事故が続発している。それはなぜか!?文庫版のための書き下ろし(序章)を加え、安全のために導入されるハイテクシステムとそれを操る人間との闘いを明らかにする。
目次
文庫版のための序章 エアバスA300‐600R、機械の叛乱
第1章 新しいタイプの航空機事故が起きている
第2章 ボーイングB‐727、異常な速度超過が
第3章 人間の本能・五感とコンピューターとの境界線
第4章 ダグラスDC‐10、乗員が失速に気づかなかった一分間
第5章 ボーイングB‐737、氷のポトマック河へ
第6章 ロッキードL‐1011、三つともエンジンが停まった
第7章 ボーイングB‐747、一万メートルの落下
第8章 人間と機械―機力本願の時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
1
「零戦は機首を左にふったほうが激しい旋回ができる。プロペラのジャイロモーメントが旋回を助ける向きに働くからである。しかしもっと別の重要な理由があった。それは(坂井三郎)氏が右利きであったことによる…当時急降下する零戦を引き起こすには,片手で米俵を引き上げる力が必要であった」「ここで紹介する五つの事故には共通する一点がある…人間が機械を信頼しすぎている,という点である。二○年前には非常に考えにくいことであった…今乗員は,機械は故障しないものだと信じはじめている」2014/11/06
のげぞう
0
主にりょかっきの飛ぶ原理や旅客機の墜落に関する技術的なことを実例を交えながら書かれた本2017/01/15
スターリーナイト
0
2016-70 専門用語が難し過ぎた。2016/09/20