出版社内容情報
「あらしのよるに」シリーズの続編刊行。オオカミのガブとヤギのメイ・ひみつの友情は、果たして永遠なのか?2ひきの運命は……?あのままでは終われなかった。オオカミのガブとヤギのメイがたどりついたのは希望の森か、それとも哀しみのはてなのか――。「あらしのよるに」シリーズ待望の続編刊行!
木村 裕一[キムラ ユウイチ]
著・文・その他
あべ 弘士[アベ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
オオカミのガブとヤギのメイがたどりついたのは希望の森か、それとも哀しみのはてなのか―。
著者等紹介
木村裕一[キムラユウイチ]
東京都生まれ。造形教室、幼児番組のアイデアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。「あらしのよるに」で講談社出版文化賞絵本賞、サンケイ児童出版文化賞JR賞受賞。演劇「あらしのよるに」で斎田喬戯曲賞受賞
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道生まれ。旭川市旭山物動園の飼育係のかたわら、絵本画家として活躍。1996年、退職して絵に専念。「あらしのよるに」で講談社出版文化賞絵本賞、サンケイ児童出版文化賞JR賞受賞。「ゴリラにっき」で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞受賞。「どうぶつゆうびん」でサンケイ児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
37
生きて再会を果たした2匹。だけどガブは記憶を失い、メイのことを思い出せない。まんげつのよるに、2匹は「ともだち」を取り戻せるのか。シリーズついに完結。生きることは成長と共に理性的になり合理的になること。価値観とか身の回りの因習から抜け出して、自分の物差しを確立することの重要性を、物語を通して示唆してきました。だけど忘れてはいけないことがある。気がつかない内に無くしてしまいませんように。2019/03/26
雨巫女。@新潮部
23
何もかも忘れた狼。大事な友を永遠に失うきっかけを作った自分に後悔する山羊だが奇跡がおき再び再開した二人の運命は!2010/10/26
たまきら
22
さっそく図書館で借りてきました、「完結」のあとの「完結」。自分的にはあんまり納得がいかないんだけれど、オタマとオトンはやっぱりこういうおしまいのほうがすきみたい。…でも、この森も安住の地ではないんじゃないだろうか。う~む。抜本的解決がなされていないような気がしてお尻がむずむずしますが、とりあえず仲良しの友情の永遠なることを。2017/03/23
anne@灯れ松明の火
19
表紙にずっと描かれていたガブがいない。いるのは、寂しげに目を閉じるメイだけ。2人は、緑の、希望の森にたどりつけるの? 「あらしのよるに」2人が出会った、あの夜から始まった真の友情物語。満月だけがその結末を知っている……。 2011/08/11
Nori Shamp
16
メイの夢の絵がさわやかだけど、寂しい。ふたりで目指した緑の森で一人ぼっちで過ごし、心を閉ざし想い出に浸るメイ。やがて夢にみたことが現実になるときがやってきたが・・・試練はまだ続いていた。だけど大丈夫。ふたりの気持ちは本物だったから。満月に映る寄り添うふたりの影に、これからを想う。ふたりが周りを変えていくだろうかと。2012/07/27
-
- 和書
- 一万一千の鞭 河出文庫