裏関ヶ原

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062202985
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東軍と西軍、徳川と豊臣などではない。ただ、己の「家」の意地と志をもって、全国で戦った武将たちの関ヶ原を描いた短篇集。あの日、それぞれの「関ヶ原」があった。

黒田如水
佐竹義宣
細川幽斎
真田昌幸
最上義光
織田秀信

東軍と西軍、徳川と豊臣などではない。
ただ、己の「家」の意地と志をもって、全国で戦った武将たちの関ヶ原を描いた短篇集。

「幻の都」黒田如水
「義理義理右京」佐竹義宣
「細き川とて流れ途絶えず」細川幽斎
「背いてこその誠なれ」真田昌幸
「謀将の義」最上義光
「鷹の目」織田秀信


吉川 永青[ヨシカワ ナガハル]
著・文・その他

内容説明

東軍か西軍か、徳川か豊臣かなどは関係ない。ただ己の意地と志、そして野心のために―。全国で戦った武将たちの関ヶ原を描いた短編集。

著者等紹介

吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。12年、第2弾『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で第33回、15年、『誉れの赤』で第36回吉川英治文学新人賞の候補となる。16年、『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆりあす62

73
図書館本。★★★☆☆ 黒田如水、細川幽斎、真田昌幸、佐竹義宣、最上義光、織田秀信。私にとって名前は知っていても余り詳しくない戦国武将達。その武将達の豊臣氏や石田三成との関係、関ヶ原に至るまでの心の動きが詳しく書かれている。最上義光は、伊達政宗の実母の兄で策略家として名高いが、その娘駒姫の話は、元地元民の私がいつ読んでも可哀想な話。2017/03/11

きみたけ

68
著者は歴史小説家の吉川永青氏。2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。他に「関羽を斬った男」「治部の礎」など。どうしても関ヶ原の合戦そのものにスポットが当たりがちだが、時を同じくして全国各地で戦いが繰り広げられていた。黒田如水、佐竹義宣、細川幽斎、真田昌幸、最上義光、織田秀信。己の「家」の意地と志をもって全国で戦った武将たちのストーリー。黒田如水の九州制覇の夢や真田昌幸の上田城決戦などは有名な話だが、最上義光と徳川家康のエピソードが心に染みて良かったです。2021/11/20

巨峰

53
先行者の手あかにまみれた関ケ原の戦いを裏面から興味深く描いた歴史小説。各編の登場人物の在り方がなかなか類型がなくて面白かった。2020/12/17

ren5000

48
題名の通り、関ヶ原に参加してなかった武将のお話。それぞれ面白かったけど、あまり目新しい着眼点がなくなんとなく読んで終わってしまった。全般的に石田三成に対して好意的な文章が多く、もしかして吉川って三成好きなのかな?2017/08/24

金吾

41
関ヶ原の戦場以外で戦った武将たちの話です。それぞれの話が短いために物足りなさを感じる部分はありますが、興味深く読めたした。佐竹義宣の話が良かったです。2022/02/05

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