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襲名犯

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062185097
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あの日、僕は連続殺人犯に出会った――。稀代の殺戮者ブージャムの死刑執行が、新たな惨劇の幕を開ける。第59回江戸川乱歩賞受賞作

十四年前、関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。ルイス・キャロルの詩を下敷きにしたかのような犯行から「ブージャム」と呼ばれた犯人は、六人を殺害した後、逮捕される。容姿端麗、取り調べにも多くを語らず、男を英雄視する熱狂的な信奉者も生まれるが、ついに死刑が執行された。
そしていま、第二の事件が始まる。小指を切り取られた女性の惨殺体。「ブージャム」を名乗る血塗られた落書き。十四年前の最後の被害者、南條信の双子の弟、南條仁のもとへ「襲名犯」からのメッセージが届けられる……。
惨劇はなぜ繰り返されるのか? 現在と過去を結ぶ事件の真相とは? 第59回江戸川乱歩賞受賞作!

【著者紹介】
竹吉優輔(たけよし・ゆうすけ)
1980年茨城県生まれ。二松学舎大学文学部卒業後、東洋大学大学院で文学を専攻。茨城の図書館で司書として働くかたわら、小説執筆をつづける。第55回江戸川乱歩賞一次通過、第57回江戸川乱歩賞二次通過と着実にステップアップし、2013年、本作にて第59回江戸川乱歩賞を受賞。念願の作家デビューを果たす。

内容説明

十四年前、ある地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。逮捕後、その美貌と語り口から、男には熱狂的な信奉者も生まれたが、やがて死刑が執行される。彼の「死」は始まりにすぎななかった。そしていま、第二の事件が起きる―。第59回江戸川乱歩賞受賞作。

著者等紹介

竹吉優輔[タケヨシユウスケ]
1980年茨城県生まれ。二松学舎大学文学部卒業後、東洋大学大学院で文学を専攻。図書館で司書として働くかたわら、小説執筆をつづける。第55回江戸川乱歩賞一次通過、第57回江戸川乱歩賞二次通過と着実にステップアップし、2013年、『襲名犯』にて第59回江戸川乱歩賞を受賞。念願の作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

101
野暮用があって偶々行った取手市立図書館で紹介されていて存在を知った小説。犯人当ては手強かったがそれは書き方によるところが大きいからではないだろうか。でも面白かった。2013/12/11

ガクガク

92
『デッド・オア・アライブ』に収められた著者の第59回江戸川乱歩賞受賞作。猟奇連続殺人犯の死刑後に、彼を信奉し後継者を名乗る連続殺人犯を追うミステリー。正直言ってあまりいい作品とは思えなかった。選評にも書かれているとおり、ブージャムという犯罪者のカリスマ性が伝わってこないし、本編の描写だけでは熱狂的な支持者やましてその犯罪を襲名しようとする者が現れるほどの魅力が感じられない。また話が断章のようにブツブツ途切れることや、説明や解説が多過ぎること、主人公の過剰な被害者意識など全体的に物語の中に入り込めなかった。2014/12/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

86
襲名犯の動機がイマイチと思うが、デビュー作ということで次作に期待します。2014/02/06

ma-bo

84
平成25年(第59回)江戸川乱歩賞受賞作。連続殺人犯が死刑になったが、死刑囚を師と崇め襲名する形で同じ手口の連続殺人が起こる。事件遺族の主人公、見守る作家の友達、元彼女の刑事という構図。ただ連続殺人犯が崇拝され模倣するほどのカリスマ性を感じられなかったのと、後半シーンが途切れて読みにくさを感じたかな。区切りの900冊目。2023/07/20

ケイ

59
誰が犯人か、動機は?と思いながら一気に読んだ。作家のデビュー作で乱歩賞受賞作。最後の選考委員のコメントが興味深い。『小説は総体として受容され評価されるべきもの。ストーリーが面白いとかキャラが立っている、アイデアが奇抜とかが作品を評する際の常套句となっているが、それは作品の一面を切り取った理解でしかない…。読者は書名を見て作品を手に取る。中身を読んでもらえるのはその後である…。小説は書き手の自己表現ではなく、読者のために書かれるべきものである』(京極夏彦) 東野さんや桐野さんの総評も良かった。2014/06/08

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