講談社のおはなし絵本箱 ジャックとまめの木

渡辺 茂男【文】/スズキ コージ【絵】

講談社（2013/04発売）

• サイズ A4変判／ページ数 48p／高さ 27cm
• 商品コード 9784062183543
• NDC分類 E
• Cコード C8771

出版社内容情報

児童文学作家渡辺茂男の名訳に幻想的で力強いスズキコージの絵がひびきあう、イギリス昔話の傑作を絵本で！イギリスの昔話でジョーゼフ＝ジェイコブス（１８５４?１９１６）『イギリス昔話集』をもとに再話した作品です。物語は、少年ジャックが行う、牛と豆の交換で始まりますが、その豆には不思議な力がひそんででいました。たった一夜で天までのびた豆のつる。この豆のつるが、ジャックを驚きの冒険に誘います。やがて、ジャックは、このつるをのぼり、天で宝物を手に入れます。楽しさいっぱいの冒険ファンタジー。

渡辺 茂男［ワタナベ シゲオ］
著・文・その他

スズキ コージ［スズキ コージ］
著・文・その他

内容説明

いちばにいくとちゅうにであった男のまめと、だいじな牛をこうかんしてしまったジャック。おかあさんはかんかんにおこって、まめをにわにすててしまいますが、よく朝、大きな木になって、のびてのびて、天までのびた豆の木をのぼっていくと…。奇想天外なイギリス昔話。

著者等紹介

渡辺茂男［ワタナベシゲオ］
１９２８年、静岡県生まれ。慶應義塾大学図書館学科卒業後、米国に留学。ニューヨーク公共図書館児童図書館員、慶應義塾大学教授を経て、子どもの本の仕事に専念。２００６年、逝去

スズキコージ［スズキコージ］
１９４８年、静岡県生まれ。１９８７年『エンソくんきしゃにのる』（福音館書店）で第３６回小学館絵画賞、２００４年『おばけドライブ』（ビリケン出版）で第３５回講談社出版文化賞絵本賞、２００８年『旅ねずみ』（金の星社）で第２２回赤い鳥さし絵賞、２００９年『ブラッキンダー』（イースト・プレス）で第１４回日本絵本賞大賞を受賞。マンガ、映画や演劇のポスター、舞台装置や衣装、店の看板やマッチ箱、壁画など幅広く活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mug]

『イギリス昔話集』をもとに再話した作品。 会話や表現が日本の昔話風なので、 違和感がありつつも これはこれで面白い😊 · 子どもの頃『ジャックとまめの木』を 読み聞かせてもらい、 “あ~助かって良かった。 幸せになって良かった。” という気持ちだったのを覚えている。 でも今回読み聞かせて、 “えっ…これ、ダメじゃない？ 盗みに入られて 追いかけたら落とされて… 人食い鬼(大男)が可哀想💦” という感想に😂 感じ方ってここまで変わるんだなぁ💦

2023/02/27

[しぃ]

ジャックと豆の木読みたい！と言われたので選びましたが、こんな話だったっけ？ジャックもっとイイコなイメージだったけどなあ。スズキコージさんの絵も、今回はなんだかおとなしめに感じました。

2020/09/28

[niko-08]

３回木に登ったんだっけ？と変な所が気になり、家にある「ジャックと豆の木」を読んでみたらそちらは２回だった（笑）スズキコージさんの大男の絵、怖い(;゜0゜)【図書館本】

2016/01/18

[ツキノ]

三男が音読。「ジャックってけっこう悪いんだね」と感想をもらす。たしかに泥棒である。そしてめうしとまめつぶを交換しようともちかけたおじいさんの正体は誰だろう、とな。たしかに謎である。

2015/09/23

[ヒラ[e-mail]]

改めて「ジャックとまめの木」を読んでみると、ジャック少年は決して誉められた性格の持ち主ではなかったですね。 そして、人食い鬼とお母さんは、それほど怖い存在ではなかったでずね。 そんなところをスズキコージさんがユーモラスに描いていて、楽しい絵本でした。

2018/04/06