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図書館の魔女〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 805p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062182034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

本を愛し、言葉の力を信じるすべての人に! 第45回メフィスト賞受賞作 超弩級ファンタジー鍛治の里に暮らす少年キリヒトは、師の命により、大陸最古の図書館を統べるマツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった。本を愛し、言葉の力を信じるすべての人に!

高田 大介[タカダ ダイスケ]
著・文・その他

内容説明

「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。二人だけの秘密が、互いの距離を近付けていく。だが、一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。迫る危険と渦巻く陰謀に、彼らはどう立ち向かうのか。2000枚の超弩級リブラリアン・ファンタジー!第45回メフィスト賞受賞作。

著者等紹介

高田大介[タカダダイスケ]
1968年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早大、東京芸大などで講師を務めたのち渡仏、現在はリモージュ大EDSHS EHICに籍を置き博士論文執筆中。専門分野は印欧語比較文法・対照言語学。『図書館の魔女』で第45回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

183
メフィスト賞創設の基となった京極夏彦氏『姑獲鳥の夏』文庫版で621ページ。第1回受賞・森博嗣氏『すべてがFになる』同じく508ページ。そして『図書館の魔女』上下巻1457ページ。長さを別とすれば、デビュー作としては京極氏・森氏に匹敵するインパクト。『魔女』とタイトルに有ながら、有りがちな魔法・魔導は無い。武力を持たぬ図書館の叡知が、武力による三国の戦争と内部紛争を「言葉」という武器のみで打開する痛快さ。上巻で描かれたイラスト《陽水機・水槌》で戦争の採算分岐点を上回る農地開拓を明快にプレゼンテーション→2014/02/03

だんちゃん

171
【再読】何度も読みたくなる。手に取る理由の一つは、装丁の手触りも気に入っているからだ。持ち運びには厚みがあるので、文庫の電子版を購入(笑)上巻に続き、ストーリーのテンポが良い。登場人物と世界観が素晴らしく、たった一言から真相に辿り着くマツリカはまさしく図書館の魔女。図書館にキリヒトが元の名前で戻る日が読者としても待ち遠しく感じる。2017/03/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

150
続きが気になる終わり方で、世界観・キャラともすごくよかったです。惜しむらくは難解な語句などで若干読みずらい・・・。2017/07/30

おかむー

147
上巻で盛り上がった期待を裏切らない見事な出来栄え、800ページ超えのボリュームがまるで気にならない(ちょっとウソ)読み応えに大満足でしたよ。『たいへんよくできました』。ファンタジーと呼ぶよりはあくまで異世界の政治劇でありながら、あえて壮大な群像劇でなくほぼ“高い塔”からの視点のみに限定することで、わずかな手がかりから深く鋭く物事を見通すマツリカの洞察力を際立たせつつ、図書館の仲間との会話という形でそれを描くために無味乾燥な説明に陥らない手法が見事ですね。いい意味で“言葉”の価値を描くために綴られた物語2015/06/21

桜父

147
「マツリカ」はやはり魔女だった。魔法じゃなく言葉で「ニザマ帝」「アルデシュ」を手玉に取り、仲間に引き入れる様は、読んでいてワクワクした。ニザマ帝・アルデシュがマツリカを真の友と呼ぶ所がかっこいいね。これからは「ミツクビ」率いる宦官中常侍達との戦いが残っているけれど、続きが楽しみです。「ヴァーシャ」や「キリヒト」に送ったマツリカの手紙がまた泣かせる。早速、「烏の伝言」を図書館に予約しました。2015/03/31

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