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名門大学入試問題で知る「反」日本史

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  • サイズ B40判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062181501
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「聖徳太子はいなかった」「参勤交代は大名いじめではなかった」「慶安の御触書は存在しなかった」……昭和に習った日本史は全部ウソ

平成になって大きく変貌した「大学入試問題」――ここに凝縮された新しい歴史認識から導き出されたものは、40歳以上の日本人が学んだ史実とは「大逆転の日本史」!
 「聖徳太子はいなかった」「参勤交代は大名に出費を強いるためではなかった」「慶安の御触書は存在しなかった」……20年前に一世を風靡した学説も、その学説がやがて歴史になる、そして、「そういう学説もかつてありました」と、入試問題に出題されるようになるのだ!
 「東大のディープな日本史」よりも、名門大学入試問題の日本史は、さらにワイルドなのだ!!

第1章 「古代」原始時代―奈良時代―平安時代

1 今や常識「聖徳太子はいなかった」
2 奈良の都の始まりに女帝が2代続いたのはなぜか?
3 桓武天皇の母親はどこから来たか? 天皇が認めた朝鮮半島とのゆかり

第2章 「中世」鎌倉時代―室町時代―戦国時代

4 宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」でわかる鎌倉幕府の支配構造
5 執権政治の代表・北条時頼の酒の肴は?
6 蒙古襲来! ところで「神風」とはどんな暴風雨だった?

第3章 「近世」織豊時代―江戸時代

7 伊東マンショに千々ミゲル――明暗が分かれた天正遣欧使節のその後
8 参勤交代の目的は大名にお金を使わせることじゃなかった!
9 浅野内匠頭はなぜたった1時間の取り調べで切腹に?
10 水野忠邦が印旛沼の工事でやりたかった本当のこと
11 最後の女帝・後桜町天皇の意外な実力
12 「百姓は茶や酒を買って飲むな!」――ホントはなかった慶安の御触書
13 「幕府の資金源を絶て!」――パリ万国博覧会は幕府対薩摩の経済戦争だった!

第4章 「近代・現代」明治―大正―昭和―平成

14 「禁酒」「禁煙」は時代を超えた永遠のテーマ?
15 大船渡線がナベツル形になった大正時代の「政治とカネ」
16 その瞬間に長期政権が始まった――吉田茂逮捕の家系図的なワケとは?

【著者紹介】
須藤公博(すどう、きみひろ)
 1971年、東京都に生まれる。駿台予備学校のカリスマ日本史講師。慶應義塾大学大学院(経済学研究科)後期博士課程単位取得退学。駿台予備学校では東大・早慶クラスなど最上位クラスを中心に出講。季節講習「日本文化史(古代・中世)」、「日本現代史徹底整理(戦後史)」、「絶対暗記系日本史」、「ビジュアル整理系日本史」などは、いずれも即日締切となる。また、文化放送、フジテレビ、テレビ朝日などへの出演、東京都の講演会など、活動の幅を広げている。
 著書には、『愛と欲望の日本史』(祥伝社黄金文庫)、『まるわかり日本史』(永岡書店)、『家系図から読みとる日本史』(駿台曜曜社)、『日本史の意外なウラ事情』(PHP文庫)などがある。

目次

第1章 古代―飛鳥時代‐奈良時代‐平安時代(今や常識「聖徳太子はいなかった!!」―出題=筑波大学・和歌山大学;奈良の都のはじまりに女帝が二代続いたのはなぜか?―出題=早稲田大学・同志社大学 ほか)
第2章 中世―鎌倉時代‐室町時代‐戦国時代(宮崎アニメ『千と千尋の神隠し』でわかる鎌倉幕府の支配構造―出題=早稲田大学;執権政治の代表・北条時頼の酒の肴は?―出題=大学入試センター ほか)
第3章 近世―織豊時代‐江戸時代(伊東マンショと千々石ミゲル―明暗が分かれた天正遺欧使節のその後―出題=上智大学;参勤交代の目的は大名に浪費させるためじゃなかった!―出題=東京大学 ほか)
第4章 近代・現代―明治‐大正‐昭和(「禁酒」「禁煙」は時代を超えた永遠のテーマ?―出題=学習院大学;大船渡線がナベツル形になった大正時代の「政治とカネ」―出題=東京大学 ほか)

著者等紹介

須藤公博[スドウキミヒロ]
1971年、東京都に生まれる。駿台予備学校のカリスマ日本史講師。慶應義塾大学大学院(経済学研究科)後期博士課程単位取得退学。駿台予備学校では東大・早慶コースなど最上位コースを中心に出講。また、文化放送、フジテレビ、テレビ朝日などへの出演、東京都の講演会など、活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

2
東大のディープな日本史によく似た内容でした。2014/01/13

Hisashi Tokunaga

0
天正遣欧使節って高校日本史の先生どこまで教えてんだろう?上智大だから自信持って入試問題にしたのかな?ま、出てくる問題にそこそこ答えれれる生徒は受験生というより日本史オタクじゃないかな?予備校先生としてはそんな問題を歓迎模してるんだろうね。2015/05/08

脳疣沼

0
それほど面白くなかったというのが正直なところで、それほど“反”日本史じゃなかった。入試問題はそのとき話題になっていることをちゃんと反映させてるんだなあと感心したが、入試問題ゆえにそれほど突っ込んだ問題も出せずにいるようだ。 内容は近頃入試で出題されたことに限定したものなので、全体を通してまとまりがないのが残念。ちょっとした雑学集のようなもので、タイトルが与えるほどインパクトのある内容じゃない。2013/11/19

Naoki Maeda

0
昔習った日本史と今の日本史が違うものになっているという、導入部分から読み大学入試問題が、クイズのように楽しめその後の解説も上手くまとめて面白く嫁ました。ただ、題名から左翼が日本史を歪めているのを書いた本と思いがちですが、全く違います。2013/03/28

星菫

0
続編をほのめかしているようですが、イラッとくるおやじギャグがなくなれば読みたいです。2013/02/22

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