漂流するソニーのDNA―プレイステーションで世界と戦った男たち

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漂流するソニーのDNA―プレイステーションで世界と戦った男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177900
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0033

出版社内容情報

平井新体制は「巨艦ソニー」を再浮上させられるのか。SCEの成功と挫折から読み解く新生ソニー復活へのカギ

再起をはかるソニーの新社長に就任した平井一夫の手腕が発揮されたのは、ソニーSCEにおけるプレーステーション事業であった。そのプレステ展開において、異能を天下に示した久夛良木健との協調、葛藤、相克を通し、ストリンガー体制で失われたといわれる「ソニーのDNA」が平井新社長のもとで復活できるのかどうかを、著者のみが知り得るインサイド情報をもとに解析する。ソニー再建の道標となる一冊。
西田宗千佳氏は1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。
得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、アエラ、週刊朝日、週刊現代、週刊東洋経済、月刊宝島、ベストギア、DIME、日経トレンディ、 PCfan、YOMIURI PC、AV Watch、ASCIIi.jp、マイコミジャーナルなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」(エンターブレイン)、「メイドインジャパンとiPad、どこが違う? 世界で勝てるデジタル家電」「iPhone仕事術! ビジネスで役立つ74の方法」「クラウドコンピューティング ウェブ2.0の先に来るもの」「クラウド・コンピューティング仕事術」(朝日新聞出版)、「美学vs.実利 『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)、「クラウドの象徴 セールスフォース」(インプレスジャパン)、「最新ケータイを支える技術」(技術評論社)がある。

はじめに 蕩児の帰還
第一章

内容説明

ソニーを変える、ソニーは変わる、本気で、全力で―ソニー復活を託された「ゲーム」「モバイル」に受け継がれる反骨と開拓の「エンジニア精神」の源流を辿る。

目次

第1章 プレステ三国志―井深、大賀から久夛良木健へ(ティラノサウルス現る;大賀典雄の賭け ほか)
第2章 あくなきエンジニア精神―空気のごとく浸透していたソニーの創業理念(さらなる「映像革命」を;素材から計算して作れ ほか)
第3章 呪われた巨艦―久夛良木副社長の改革と挫折(サーバーを置くなら宇宙空間!?;テレビ向けのネットを作れ ほか)
第4章 蹉跌―チーム久夛良木、迷走から解体へ(マトリックスとネットワーク;IBMの「マルチプロセッサ」 ほか)
第5章 ソニー復興を託された「SCEの魂」―平井一夫社長の実力と度量(挑戦者として;カリスマの後継者 ほか)

著者等紹介

西田宗千佳[ニシダムネチカ]
1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」を幅広く手がける。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、「AERA」「週刊朝日」「週刊現代」「週刊東洋経済」「月刊宝島」「ベスト・ギア」「DIME」「日経トレンディ」「PCfan」「YOMIURI PC」、「AV Watch」「ASCII.jp」「マイコミジャーナル」などに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

8
企業がその市場でシェアを保っていくことがいかに難しいのかがよくわかります。PS3で傾き、PS4で持ち直しましたが、本社の経営は厳しい状況が続いています。PSの開発秘話が興味深かったです。2016/07/30

itaruotton

2
3回目の読了。さすがに、本書執筆時の2012年の状況をもとに将来予測している部分は、2019年の今から見るとかなり外れていると感じる。例えば、ソニーがiPhone対抗として打ち出した3本の矢(ソニータブレット・PS Vita・PS Mobile)はいずれも不発で、結局、従来型ゲームの延長であるPS4によってソニーは持ち直したことなどだ。(ソニータブレットやPS Mobileなんて、この本を読むまですっかり存在を忘れていた)。それでも当時主流的だった見方を振り返る意味では、依然として価値があると思う。2019/05/02

itaruotton

2
再読して気付いたのだが、PS1・PS2開発で述べられている「なるべく後で決められることは、後で決定する」という手法って、「開発戦略は『意思決定』を遅らせろ!」で述べられているリーン開発手法そのものだ。 「開発戦略~」では紹介されていなかったけど、リーン開発手法の一番の成功事例は、PS1・PS2だったのだなあ。2015/04/11

まめタンク

2
2013年163冊目。本書はソニーの再建ではなく、プレイスーテションを生んだ男のドキュメンタリーだ。 時にはドキドキ、時にはハラハラする。まさに、久夛良木さんにとって最高のゲームが開発だったのだうろ。2013/12/13

Hideaki Ishii

1
『テトリス』や初代『聖剣伝説』とかをやってると、「ゲームに高い性能は必要無い」と思うが、高性能でなければ『大神』『SKYRIM』『FARCRY3』とかもが出来なかったのも事実。難しい。2015/09/17

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