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猫弁と透明人間

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177603
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大反響を得た『猫弁』シリーズ、満を持して第二弾発売!

天才弁護士・百瀬のもとに、一通のメールが届いた。「はじめておたよりします。ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません。 透明人間より」
そのメールは法廷に立たずに事件を解決するゴースト弁護士、沢村から送られたものだった。ひきこもりで人と話せない沢村は、自らが解決した事件の結末が気になり、オウムの行く末を百瀬に託す。
この依頼人はきっと困っているはずだ――。百瀬はタイハクオウムを救い出し、メールを手がかりに透明人間の正体を探る。沢村が取り組む医療ミス問題に不審な点を発見した百瀬は、奇跡の弁護で法廷の流れを逆転させる。
果たして百瀬は、オウムを、ゴースト弁護士を、患者を、救うことができるのか?

【著者紹介】
2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。
2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。
2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞。デビュー作『猫弁』は単行本と文庫をほぼ同時に発売し、どちらも大反響を得て版を重ねている。

内容説明

百瀬太郎は、おひとよしの天才弁護士。ペット訴訟で放り出された猫を引き受け、事務所は猫でいっぱいに。そんな百瀬のもとに、新たな依頼人“透明人間”からメールが届いた。メールを読んだ百瀬は、タイハクオウムの杉山を救出し、またしても事務所に連れて帰る。―なぜ人は自分のそばにいる人を大切に思えないのだろう?そばにいてくれるだけでありがたいのに。人を、猫を、依頼人を守るため、百瀬太郎は今日も走る。数々のピースがあたたかく繋がる、『猫弁』シリーズ第二弾。

著者等紹介

大山淳子[オオヤマジュンコ]
東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁 死体の身代金』で第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

192
猫弁その2。今回はオウム救済と法律王子&透明人間がメイン。亜子ともゆっくり進んでいるようで楽しめた。2015/05/12

yanae

158
猫弁シリーズ2作目。個人的には1作目よりも面白かった。結婚相談所のくだりが亜子ちゃんとの直接のやりとりになって、恋愛要素もがちょっと増えたからかな?キュンとしました。今作は、登場人物の成長っぷりが気持ちよかった。百瀬も透明人間も。いい方向に変わっていくのがよかった。透明はどうせなら百瀬と一緒に働いてくれればとも思ったけど(笑)百瀬の天才っぷりを周りが認めているのもわかって嬉しかった。事務所のメンバーとの仲もより深まった感じも。最後のページの奇跡も幸せな気持ちに。楽しめた1冊です。2017/08/09

雪風のねこ@(=´ω`=)

137
登場人物はよく喋る。ついでにオウムもよく喋る。我が儘な位。そこいくと百瀬は余り喋らない。と言うよりは、相手に言われた事を別の例えで受け流し言葉を必要な分だけ選んで喋っている様。それだからこそシンプルと言える。が、頭の中は複雑そうね。それでいて結局は登場人物(動物)達の利益分岐点をキチンと見極めている所が凄い。その為には自分の苦労もプライドも顧みない。そこんとこが人に好かれるんだろうな。亜子が惚れたとこなんだろうな。二人の関係を大事に育てたいと言う著者の思いが伝わってくる。そこは図書館戦争に似ているな。2016/12/29

hirune

82
猫も良いけど、タイハクオウムが愛しさひとしおです(*^^*)おっきな鳥さんを飼うのは寿命が長いこともあって、色々責任も負担も大きいですが、それが生き甲斐になるなら杉山(タイハクオウム)にとっても良いとこに収まりました。猫弁さんと亜子さんは婚約者になったのに進展がとんでもなく遅い。。。それに事務員の七重さんは私なら事務所から叩き出したいほど傍若無人ですが、猫弁さんはどこまでも優しいなぁ2014/02/07

風里

80
ひまわりが象徴的。 猫弁先生、ほんのちょっとだけど成長したな。 2人が幸せになるまでにあと何作必要かしら。2012/08/12

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