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おまえさん〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 506p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062172523
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾
あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。

断ち切らない因縁が、さらなる悲劇を呼び寄せる。
出会えてよかった?

日本人の強さと優しさがぎゅっと詰まった贅沢な大長編
痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸……。瓶屋に遣された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。

宮部 みゆき[ミヤベ ミユキ]
著・文・その他

内容説明

痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸…。瓶屋に遺された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾。あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年生まれ。東京都出身。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞。93年『火車』で山本周五郎賞。97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞。99年『理由』で直木賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門。07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

84
あれから三年の月日がたち、弓之助もおでこもすっかり大きくなりました。それぞれの将来を考えたりする平和なちびっ子同心達の前に、血生臭い事件が再び起こります。夜鷹、共犯者。だけどそこにはみんな『おまえさん』と呼ぶ愛しい者が呼んでくれる愛しい人がます。どうやら弓之助にはもう犯人がわかっている様ですが…。おまえさん、おまえさん。この広いお江戸のどこかにいるおまえさん。二人の人間をあやめたおまえさん。姿の見えぬ、正体のつかめぬおまえさん。殺人など、人殺しなど、復讐など、馬鹿なことなど考えずにもっと楽に生きてごらんよ2012/11/12

ぶんこ

63
早い段階で読んでいる事に気付きましたが、殆ど忘れていたので流し読みしました。 「ぼんくら」の佐吉の母親も酷かったですが、おでこの母親も酷い。 子供よりも自らの幸せ(お金持ちからの庇護、贅沢三昧)最優先とは情けない。 そんな母を持ちながらも佐吉もおでこも健気です。 おでこと弓之助の二人が仲良く事件を解決していく姿に癒されます。 相変わらずの平四郎さんとお徳さんの遣り取りも愉快。 すっかり結末を忘れているので、下巻が楽しみです。2015/08/18

くりきんとん99

45
久しぶりのぼんくらシリーズ。登場人物を何とか思い出しながら読んだけど、シリーズ初めてでも平気かも。時代モノはいろいろ読んでるけど、宮部さんの作品は、相変わらずぐいぐいと引き込まれる。下巻を読むのが楽しみ。2011/10/13

だんたろう

38
シリーズ三作目にして、登場人物は増えるし、おなじみのメンバーはさらに深く描かれる。今回初お目見えのキャラクターは誰もが面白い。一人一人を無駄にはしない作者の描き方が大好きだ。その反動で、おでこや弓之助の出番が少ないのは致し方ない。おそらく弓乃助は下巻で活躍するだろうから、楽しみにしたい。それにしても、宮部みゆきの時代物はすばらしい。2012/01/29

まりもん

35
再読。新キャラ登場でも平四郎はやっぱりいつもの感じで事件を考えていくので安心して読める。2012/03/05

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