よろずのことに気をつけよ

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062171434
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第57回江戸川乱歩賞受賞作       呪いで人が殺せるか。変死体のそばで見つかった「呪術符」を手がかりに、呪術の研究を専門にする文化人類学者・仲澤大輔が殺人事件の真相に迫る、長編ミステリー

内容説明

被害者は呪い殺されたのか!―謎が謎を呼ぶ、呪術ミステリーの快作。変死体のそばで見つかった「呪術符」の意味は?呪いと殺人の謎に文化人類学者が挑む!第57回江戸川乱歩賞受賞作。

著者等紹介

川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服デザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2010年第56回江戸川乱歩賞の最終候補に選ばれる。2011年、同賞二度目の応募で『よろずのことに気をつけよ』がみごと第57回江戸川乱歩賞を受賞。15年ぶりの女性受賞者として、おおいに注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

211
この年の乱歩賞同時受賞『完盗オンサイト』とどっこいどっこい。思わせぶりな展開の挙句に予想外の結末なこちらの方がたちが悪いかも。2018/05/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

185
デビュー作。呪いで人が殺せるかがメインテーマ。独特の世界で面白かった。2014/01/22

155
昆虫シリーズから気になっていた作家。まずはデビュー作からと思い手に取ってみたら乱歩賞作品だった。「呪い」がテーマなので重たい内容だったけど、終盤の展開で救われた感じ。昆虫シリーズ読んでみよう2020/02/17

つーこ

139
まず、この題名から惹かれた。暗く・重く・静かな感じに期待度が高まった。『呪い』って昔からよく本や映画で目にするけど、今の時代を生きている私たちには実は全くリアリティーがない。それでも想像をかき立て背筋を凍らせるに十分な文章力だったと思う。しかも呪術に関する説明もくど過ぎず物語の入りが早かったせいか、すごく読みやすかった。次回作も是非読んでみたい。2011/12/08

文庫フリーク@灯れ松明の火

136
文化人類学者で因習や呪術を研究している仲澤博士(35歳)猟奇的に祖父を殺した犯人を追い、孫の真由(18歳)が仲澤の元へ持ち込んだ呪いの札。和紙には人骨と髪の毛がすきこまれ、墨は酒と血で磨った人を呪い殺す為の札・呪術符。謎の祈祷念仏や特殊な凶器(悪魔の手鞠唄っぽい)横溝正史さんの世界感じます。元・鳥類学者のホームレス野呂が名脇役。瑕疵は色々あるにせよ、この世界に惹き込まれました。先が楽しみな作家さんです。2011/10/23

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