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生物化するコンピュータ

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062165341
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生物化するコンピュータの研究で世界をリードする科学者15人が語る未来像。 未来のコンピュータは生物と見分けがつかなくなる? 自分で自分を修理するロボット、DNAや細菌を使う超並列コンピュータ、耐久性の低下を自ら知らせてくれる橋……。生物が備える賢い仕組み「学習」「進化」「適応」を取り込んだデジタル技術が私たちの生活を一変させる。宇宙工学、金融、医学などさまざまな分野で生物とコンピュータの融合はどこまで進んでいるのか。生物化するコンピュータの研究で世界をリードする科学者15人が語る未来像。

はじめに
第一部 アダプティブ・コンピューティング
 第一章 ロドニー・ブルックス――アニマル・ルール
 第二章 グレン・リーヴズとエイドリアン・ストイカ――遠い惑星へ向かうための設計
 第三章 章 ルイス・クオルス――設計チームを進化させる
 第四章 ジェイク・ラヴレスとアムルト・バハランベ――大きな波に乗る
 第五章 ナンシー・レヴェソン――「それがシステムなんだよ、お馬鹿さん」
第二部 生きた素材を利用する
 第六章 ネッド・シーマン――生命の端っこ
 第七章 ポール・ローゼムント――命あるものは芸術を装う
 第八章 スティーブ・スキエナ――バグをプログラミングする
 第九章 ジェラルド・サスマン――一〇億個の生物コンピュータを作る
 第一〇章 ラディカ・ナグパル――ローカルからグローバルへ
第三部 物理学と速度
 第一一章 モンティ・デノー――スピードの設計者
 第一二章 デヴィッド・ショー――アントンと偉大なフェムトスコープ
 第一三章 ジョナサン・ミルズ――自然現象を利用する
 第一四章 スコット・アーロンソン――物理学の新法則を見つけ出す
おわりに
ナチュラル・コンピューティング年表


デニス・シャシャ[デニス シャシャ]
著・文・その他

キャシー・ラゼール[キャシー ラゼール]
著・文・その他

佐藤 利恵[サトウ リエ]
翻訳

内容説明

未来のコンピュータは生物と見分けがつかなくなる?自分で自分を修理するロボット、DNAや細菌を使う超並列コンピュータ、耐久性の低下を自ら知らせてくれる橋…。宇宙工学、金融学、医学などさまざまな分野で「生物とコンピュータの融合」はどこまで進んでいるのか。生物化するコンピュータの研究で世界をリードする科学者16人が語る未来像。

目次

第1部 アダプティブ・コンピューティング(ロドニー・ブルックス―アニマル・ルール;グレン・リーヴスとエイドリアン・ストイカ―遠い惑星へ向かうための設計;ルイス・クオルス―設計チームを進化させる;ジェイク・ラヴレスとアムルト・バーランベ―大きな波に乗る;ナンシー・レヴェソン―「それがシステムなんだよ、お馬鹿さん)
第2部 生きた素材を利用する(ネッド・シーマン―生命の端っこ;ポール・ローゼムント―命あるものは芸術を装う;スティーヴン・スキエナ―バグをプログラミングする;ジェラルド・サスマン―一〇億個の生物コンピュータを作る;ラディカ・ナグパル―ローカルからグローバルへ)
第3部 物理学と速度(モンティ・デノー―スピードの設計者;デヴィッド・ショー―アントンと偉大なフェムトスコープ;ジョナサン・ミルズ―自然現象を利用する;スコット・アーロンソン―物理学の新法則を見つけ出す)

著者等紹介

シャシャ,デニス[シャシャ,デニス] [Shasha,Dennis]
ニューヨーク大学クーラント数理科学研究所教授。近年、生物学者とともに、マイクロアレイ、組み合わせデザイン、ネットワーク・インターフェースに関するパターン発見に取り組んでいる

ラゼール,キャシー[ラゼール,キャシー] [Lazere,Cathy]
フリーライター。英国経済情報評価機関エコノミスト・インテリジェント・ユニットの元編集員。大手金融機関やコンサルティング会社、法律事務所向けに、コーポレート・ファイナンスとテクノロジーに関する著述を数多く手掛けてきた

佐藤利恵[サトウリエ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オザマチ

6
ディジタル電子回路による計算機の限界を考えるために。発想が型破りなだけでなく、体系化された従来の学問と技術を退けようとする勇気が必要とされるのだろう。2013/11/25

takao

3
生物とコンピュータの融合2017/06/09

むとうさん

3
次世代コンピュータのキーワードは「生物化」だという本。16人の先端研究者にインタビューしている。生物化する、といってもいろいろあって、自己学習・進化する、そもそも組織が生命体、計算方法が根本的に違う、と大きく3つに分けられるらしい。宇宙空間で指令が届かないところでも修理できる宇宙船の話が一番印象に残っている。「生物が持っているメカニズムを取り入れる」ことと「生物化する」ことの間にはけっこうな違いがあるような気がするのだけれど、その辺は最後まで今ひとつよくわからなかった。2014/01/18

gq550_tomy

2
これからのコンピューターの進化の展望を、16人の研究者の最新の研究を交えながら、解説してくれる一冊です。コンピューターの側から生物に近づく研究パートと、生物の側からコンピューターにアプローチするパートが分かれており、なかなか興味深かったです。素人にも分りやすく丁寧に、そして簡潔にまとめられております。単に「未来のコンピューター=量子コンピューター」というわけではなく、そこに至る理由がざっくりわかる一冊です。おすすです。2013/12/01

adeu

1
問題に対するアプローチは数多に存在する。現在のコンピュータは電気という使いやすいエネルギーで情報伝達を行っているが、他の物理法則(量子や化学反応)を使用することでも情報伝達を行うことができる。また、問題の解決法として生物的動作(遺伝性や自己修復)も有効である。いずれ生命体と人工物の融合が起こり得るのかもしれない。2017/05/26

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