内容説明
自由なれど孤独な「セカロック」が加速する!気鋭の社会学者が「発見」した、ビートルズからアジカンまで鳴り響く音楽史の福音。
目次
1 自由なロック―ザ・ストロークス/ザ・ビートルズ
2 苦悩するロック―ザ・キュアー/レディオヘッド
3 過剰なロック―エックス・ジャパン/リンキン・パーク
4 日常のロック―トライセラトップス/ザ・ピロウズ
5 娯楽としてのロック―ホール&オーツ/サザンオールスターズ
6 セカメタル―チルドレン・オブ・ボトム/ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン
7 再び、自由なロック―アジアン・カンフー・ジェネレーション/ザ・ピロウズ
8 ビートルズに見るロックの自由、苦悩、過剰、日常、娯楽、雑食性 ポール・マッカートニー・バージョン
9 ビートルズに見るロックの自由、苦悩、過剰、日常、娯楽、雑食性 ジョン・レノン・バージョン
BONUS TRACK 特別インタビュー トライセラトップス・和田唱
著者等紹介
阿部真大[アベシンダイ]
1976年岐阜市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科を経て現在、甲南大学専任講師。専攻は労働社会学、家族社会学、社会調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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父さん坊や
4
この本、ジャケット買いをした。表紙の女性がキュートで何らかの信念ありそうでいいですね。中身を読むと、買いてあることもわたしが若い頃よく聞いていた音楽の話しが多くて、かつ音楽の感動を言語化することに巧みで感心をしました。この作者、東大の社会学者で若者論の人なのでやはり題材がロックとかポップミュージックになったりするのですね。ビートルズ論には感心もしつつも、音楽を言語化する過程で抜け落ちてしまう部分があった気がして、若干の違和感を覚えました。2017/12/28
サカモトマコト(きょろちゃん)
1
いろいろなロックバンドが紹介されている本。 個人的にThe Cureは好きなバンドなのでこの本で取り扱われたことがとてもうれしかったです。2017/03/06
Look
1
そこそこおもしろかったんだけど、ちと底が浅い印象。とにかくビートルズ、アジカン万歳過ぎて。アジカンが2000年以降で最重要ロックバンドであることにはそんなに異論はないけど、かといって持ち上げすぎじゃない? 自分がもう少しビートルズや洋楽に詳しければ、また受け取り方もちがったのかもしれないけど。ビートルズは、ちょっとちゃんと聴いてみようかなと思った。2017/03/03
ちゃん
1
背伸びをせず、自由だ、日常だ、の概念でロックを語る。ビーズもGLAYもピロウズもストロークスも、ビートルズも。同じ文脈で語られる懐の広さが好ましい。2010/04/28
きょん
1
音楽評論の上では説得力には欠けるが、作者のロックに対する熱い気持ちがすごく伝わる。こういう文章こそ、かっこつけてなくて身近でやっぱり音楽って素敵だよなって思わせてくれる。2010/01/29