内容説明
「物語」だからこそ届くものがある。人気の著者がみずからの来た道と重ねあわせながら紹介する感動の読書案内。
目次
1 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス
2 『百年の孤独』G.ガルシア=マルケス
3 『泣いた赤おに』浜田廣介
4 『友達』安部公房
5 『人間失格』太宰治
6 『贈る言葉』柴田翔
7 『劇画・オバQ』藤子・F・不二雄
8 『大いなる助走』筒井康隆
9 『変身』フランツ・カフカ
10 『セメント樽の中の手紙』葉山嘉樹
11 『ガープの世界』ジョン・アーヴィング
12 『羊をめぐる冒険』村上春樹
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年生まれ。早稲田大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げ。1987年「朝日のような夕日をつれて’87」で紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞、1995年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞を受賞。2001年「第三舞台」の活動を十年間、封印、プロデュースユニット「KOKAMI@network」で活動中。2008年「虚構の劇団」を旗揚げ。舞台のほかラジオ・テレビなどで幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくみみ
4
そういえば再読だった。初読のときは鴻上さんの影響で読んだ本が元々多かったこともあってあれもこれも読んでるという印象が強かった。今回読むとあー最近小説読んでない、読みたい!というのと、きっと今紹介されてる本を再読したら印象全然違うかもしれないなと思った。学生時代には安部公房もジョン・アーヴィングも何度も読み直していたのに。 あと今初めて百年の孤独を読もうとしても余裕なくて頭に入って来ないかもと思うと学生時代に読んでて良かったとも思った。2018/11/15
Miki
1
鴻上さんらしい鋭い切り口での感想とおススメで面白かった。このうちの何冊かは読もうと思った。2018/06/26
telephone
1
鴻上さんの本をはじめて読んだ。奥深い人だ。2017/06/03
るぅく
1
鴻上さんが「生きる希望」を感じることができたという12冊の本のお話。エッセイに入るのかもしれません。彼自身がどう思い、どう考え、そして周りに考えを投げかけています。鴻上さんファンはもちろん、若い人にも読んで欲しいと願って書いている本。2009/03/15
おおの
0
著者が読んで「生きる希望」を感じた12の物語について独特の視点で紹介していく。どの作品も読んでみたいと思えるし、紹介の文章自体もとても面白く魅力的。2015/01/19